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2023年05月10日05:32

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ストロング小林さん追悼(377)

78年新日本プロレス「サマー・ファイト・シリーズ」開幕戦、6月23日、埼玉県大宮スケートセンター(テレビ収録、観衆2,300人発表)大会、当日はプロ野球中継の為、金曜日午後8時から放送されている地区では当日の深夜11時40分からディレイで放送されています。

メインイベントは猪木&坂口征二組の黄金コンビとペドロ・モラレス&ピーター・メイビア組が対戦した60分3本勝負、猪木、坂口はモラレスとは2年ぶりの対戦、メイビアとは初対決となります。メイビアの下半身一面に施した不気味なタトゥーが目を引きます。

1本目は、9分39秒、激情型同士の猪木とモラレスが場外で派手にやり合い、両者リングアウトで1−1。決勝の2本目は11分48秒、モラレスが坂口から回転エビ固めで決勝フォールを奪い、2−1でモラレス&メイビア組が勝利を飾りました。黄金コンビでもモラレスを制圧出来ず。

セミファイナルは藤波辰巳とチャボ・ゲレロのシングルマッチ45分1本勝負、今シリーズは剛竜馬が藤波のWWWFジュニア・ヘビー級王座に挑戦が決定しており、チャボのベルト挑戦の機会はありませんでしたが、実力的にはチャボの方が格段上で、「剛ではなくチャボに挑戦させた方がいい」という声がファンの間で広がりました。

藤波のWWWFジュニア・ヘビー級王座へのこれまでの挑戦者は、マスクド・カナディアン(ロディ・パイパー)、テッド・アダムス、ジプシー・ロドリゲス、エル・ゴリアス、コロソ・コロセッティ、カルロス・マタで、実力者パイパーの変身であるMカナディアンとメキシカンのコロセッティ、Cマタは合格、WWWFで用意したジョバーのTアダムスとGロドリゲスは藤波の技術には対応できず、ゴリアスはベテランで試合巧者ではありますが、ロートルの域に達しており、体重もジュニアと呼ぶには無理のある体型。

アメリカマット、特に新日本プロレスが提携するWWWFは大型レスラー主体でジュニアの仕事が出来るプロレスラーの人材不足は明らか。そういった意味でチャボの来日はファン待望と言えました。試合は15分20秒、両者リングアウトの引き分けに終りました。

アメリカ帰りのストロング小林はWWWF地区で何度も対戦して負けてばかりのラリー・ズビスコとセミ前にシングルマッチ30分1本勝負で対戦、10分10秒、体固めでフォール勝ち。特に不穏な動きはなし。 

テレビ中継はセミとメイン、セミ前の3試合を放送。

ヘイスタック・カルホーンは星野勘太郎とシングルマッチで対戦し5分17秒、フライング・ソーセージからの体固めで圧殺勝利。

6月7日、福岡スポーツセンターでウィリエム・ルスカと柔道ジャケットマッチの再戦を行い、4ラウンド58秒、足固めでギブアップし惜しくも連敗したバッファロー・アレンですが、木戸修を11分32秒、体固めでフォール勝ちしました。

ハン・リーは飛行機トラブルで開幕戦に間に合わず、長州力は先輩の永源遙を11分1秒、体固めで降しています。

先の「MSGシリーズ」終了後、木村健吾と佐山サトルがそれぞれ、アメリカ、メキシコへ武者修行に出発、このシリーズから不在となりました。

第2戦は6月24日、伊勢市三重県営体育館(観衆2,100人発表)大会、メインイベントは猪木&長州組がメイビア&チャボ組と対戦。1本目は11分10秒、チャボが長州をエビ固め、2本目は1分12秒、日本組の反則勝ち、決勝の3本目は3分55秒、猪木がチャボを体固め。2−1で猪木&長州組の勝利。

S小林はセミファイナルでモラレスとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、11分18秒、エビ固めでフォール負け。やはり遠征前のポジションに戻ってしまうのでしょうか。

セミ前は坂口とカルホーンが初対決、4分47秒に両者リングアウトの引き分け、この日よりHリーが参戦、藤波とシングルで対戦し、12分32秒、回転足折り固め(ジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールド)で藤波がフォール勝ち。

木戸とズビスコのシングルマッチは10分41秒、体固めでズビスコの勝ち、アレンは永源を9分21秒、体固めで降しています。

第3戦、6月27日、広島県呉市体育館(観衆3,000人満員発表)大会。S小林は猪木と久しぶりのニュー・ゴールデンコンビを結成してモラレス&カルホーン組の強豪チームと対戦。

1本目は7分51秒、モラレスが猪木に反則勝ち、2本目は5分56秒、日本組の反則勝ち、決勝の3本目は2分20秒、猪木がカルホーンを体固め、2−1で猪木&S小林組の勝利に終りました。

セミファイナルはシングル初対決、坂口とメイビアの45分1本勝負で6分52秒に両者リングアウト。

藤波はスビスコを10分32秒、エビ固めで降し、チャボは木戸を10分35秒、片エビ固めで撃破、永源vsHリーの一戦は13分48秒、逆さ押さえ込みで永源の勝ち。アレンは藤原喜明を9分59秒、体固めで破り、長州は先輩の星野を11分15秒、首固めで丸め込んでフォール勝ち。

第4戦は6月28日、京都府福知山市厚生体育館(観衆2,100人発表)大会。メインイベントは猪木&星野組がモラレス&Hリー組と対戦、1本目は8分36秒、星野がHリーを逆さ押さえ込み、2本目は1分12秒、モラレスが星野を体固め、決勝の3本目は4分15秒、猪木がHリーを体固めに決めて2−1で猪木&星野組に軍配が上がりました。

セミファイナルはWWWF地区でも対戦したS小林とカルホーンのシングルマッチ45分1本勝負でしたが、4分10秒にカルホーンがリングアウト勝ち。

坂口はズビスコを9分19秒、片エビ固めで降し、藤波はメイビアに7分58秒、反則勝ち。

長州とチャボのシングルマッチは8分45秒、片エビ固めでチャボのフォール勝ち、この時はチャボの方が数段格上でした。アレンは木戸を8分5秒、体固めで降しています。

第5戦、6月29日、神奈川県箱根小涌園グリーンパレス(テレビ収録、観衆2,700人満員発表)大会。

メインイベントはテレビでは久しぶりのタッグ結成となる猪木&木戸組の師弟コンビがメイビア&ズビスコ組と対戦。試合前に猪木は「梅雨の時期は古傷の左膝が痛む」とコメント、コンディションが良くないことを公表しました。

1本目は10分52秒、木戸がズビスコをエビ固め、2本目は6分40秒、ズビスコが木戸を体固め、決勝の3本目は7分12秒、両チームリングアウトとなり1−1の引き分けに終わっています。

セミファイナルは76年5月11日、東京体育館での「第3回ワールド・リーグ戦」優勝決定戦以来の一騎討ちとなる坂口とモラレスのシングルマッチ45分1本勝負。前回の来日では公式戦本戦ではモラレスが回転エビ固めでフォール勝ち、優勝決定戦では坂口のリングアウト勝ちとスコアの上では1勝1敗。

10分43秒、モラレスが回転エビ固めで坂口を破り雪辱、猪木のNWFヘビー級王座挑戦に向けて弾みをつけています。

セミ前は長州とカルホーンの対戦、僅か2分48秒、フライング・ソーセージ(フライング・ボディプレス)、からの体固めでカルホーンが圧殺、S小林はアレンを9分26秒、逆エビ固めでギブアップ勝ち。

藤波はHリーを10分33秒、体固めで破り、チャボは星野を9分12秒、片エビ固めで降しました。
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