おろかもの、おもしろかった。レンタル屋でパケ見て、新しいシスターフッドってあったので、ぜんぜん知らない映画だけどレンタル。知らないアクターばかりでインディーズ系(かな?)で、アメリカ映画ばかり観てきていたので比すれば薄い感じだけれど、だからといってリアルを感じた、というわけではなく、歌舞伎の型のような仰々しさからベケットの淡々さに感覚が移った感覚。まず、主人公が物申しに行くので言わなきゃいけないのは、フィアンセが可哀想だから、と思ったが、主人公のJKの肉じゃがのモノローグから、あまりその人には他人というような距離感だから、それはないんだなとなり、むしろ女子高生が大人の女性を知っていく過程が、視点としてなるほどなとなり、それからふたりで作戦たてるのはスティングみたいなものにこれからなるのかなとなり(そういったスリリングなコミカル路線にはならなかった)、フィアンセの公園でのかわいいと言いながら池の魚に餌を与えるので、愛人とのコントラスト、まったく個性がないように表している演出、そういうことねとなり、でもやがて彼女が主人公と愛人に絡んでくると、彼女の個性も出てきたり、最初の方はまったくバックグラウンドを誰も見せない感じでそれ狙いかな、特に愛人、そうやって雰囲気を表してるのかなとなるも、やがてそれそれの個性や心情も表され始め、リヴェンジポルノを愛人が見るとき、それまでの向田邦子ドラマのセンスからポランスキーみたいになって、こちらの感情もどよめいたが、食卓で主人公と兄とフィアンセが食事をするシーン、黒沢清だったら仮面家族として表すのかな、北野武だったら不条理ギャグ風にするのかな、是枝裕和だったら家族の問題の提示としてやるのかな、と思いながら観ながら、ラストは卒業のパロディになるのかな、それもふたりでと思ったら、まんま想定内になり、でも四人の主要人物だけでなく、脇の人たちもとても上手く絡まりおもしろかった。
PS
日本人は、なんと!テレパシーがあるとよく言われるが、そこまで言うな的に、お互いを感じるところ(分かってるか分かってないか分からないにも関わらず)、日本映画だな、と、それがとても印象に残る。
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