『カラビニエ』
図書館にアデューフィリピーヌなんかあるから灯台下暗し、観たいのごっそりあるのかと期待したら、DVD自体がちょっとしかなかった。カラビニエの日本語字幕版があるのはよかった。ゴダールの映画史って、ディドロやマルローが系譜として表されてるけど、フランス史における、闘争としての映画のイストワールという側面もあるのか、と最近思ったけれど、カラビニエもそういった意味では、ゴダールらしいのかな。でも、戦争に搾取される人民を寓話として表すもので、まったくレジスタンス的なものとは別物だが、大戦、学生運動、と表されるなかで、当時において戦争は今も此処にあること表されている(挙句に、仲間内で殺し合いも強盗も誰が敵で味方もわからないもあるので、なんら現在という時代は変化がないものなのである)。コメディ的な感覚もおもしろい。ソレルスやゴダール、闘争にエランヴィタールなんやな。まだ戦争の傷跡が残り在る時代、銃殺のシーンはきっと差し迫るものがあったにちがいない。
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