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2020年09月22日23:32

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ありがとう!横浜文化体育館(14)

84年は全日本プロレス初の横浜文化体育館大会年3回開催となりました。4月25日の「グランド・チャンピオン・カーニバルPART�機弉I擁限�(テレビ収録、観衆5,100人満員発表)大会では新設されたPWF世界タッグ王座決定リーグ戦の優勝戦が行われました。

スタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディ組、馬場&ドリー・ファンク・ジュニア組、鶴田&天龍組、AWA代表、グレッグ・ガニア&ジム・ブランゼル組のザ・ハイフライヤーズの4チームが参加し2回総当りリーグ戦を闘い、最多得点チームが優勝、初代王者チームとなります。

セミファイナルの鶴田&天龍組とGガニア&ブランゼル組の公式戦は17分3秒、天龍がブランゼルを体固めに破り鶴田&天龍組は1勝2敗2時間切れ引き分け1両リンの4点、ハイフライヤーズは1勝3敗1時間切れ引き分け1両リンの3点でリーグ戦終了。メインに登場する馬場&ドリー組が最終公式戦を残して5点獲得しており、セミで対戦した両チームは試合前には優勝戦線から既に脱落。消化試合となりました。

メインイベントの最終公式戦、馬場&ドリー組とハンセン&ブロディ組の一戦は馬場が場外で超獣コンビの合体技、ハイジャック式パイルドライバーを食ってダウン。孤軍奮闘のドリーが16分19秒、ブロディのキングコング・ニードロップからの体固めでフォール負け。ハンセン&ブロディ組が3勝3両リンの6点で優勝、初代王者チームの座に輝いています。

敗れた馬場&ドリー組は2勝1敗1時間切れ引き分け1両リンの5点で優勝は成らず、ハイジャック式パイルドライバーを食った馬場は首を負傷して翌4月26日、大宮スケートセンターでのシリーズ最終戦を欠場。60年9月30日、台東体育館での桂浜(田中米太郎)とのデビュー戦以来継続してきた国内試合連続出場記録は3,711でストップしました。

9月21日、新日本プロレスの中核であった長州力、アニマル浜口、谷津嘉章、小林邦昭、寺西勇の維新軍が前83年末に退職していた新日本プロレス営業部長の大塚直樹が代表を務める新日本プロレス興行へ移籍。新日本プロレス興行は年間50大会の興行を新日本から買って主催することになっていましたが、馬場は大塚に声をかけて全日本プロレスの興行も買って欲しいと依頼。 

大塚もこれに乗り8月26日の田園コロシアム大会の興行を買い取り、全日本プロレスと新日本プロレス興行の業務提携が締結されています。これに怒ったのが新日本プロレスの坂口征二副社長で坂口は大塚に全日本と手を切るよう、全日本の興行を買うなら新日本の興行は売らないと圧力をかけて来ました。大塚は馬場の全日本を取り、新日本と訣別、新日本から長州以下維新軍初め13選手とタイガー服部レフェリーを引き抜き、全日本のリングに上げることを公言しています。(新日本プロレス興行は10月にジャパンプロレスに名称変更)

秋の「ジャイアント・シリーズ」開幕戦、10月5日横浜文体(テレビ収録)大会は団体側から何も発表はありませんでしたが「長州達が来場するかも知れない」とタイトルマッチが組まれていない通常興行だったにも関わらず5,400人(満員)発表の観客を動員。

メインイベントは鶴田&天龍&ザ・グレート・カブキ組vsテリー・ゴディ&マイケル・ヘイズにプレーイングマネージャーのバディ・ロバーツを加えたオリジナル・ザ・ファビュラス・フリーバーズの6人タッグマッチ。16分22秒、カブキがBロバーツを正拳突きからの体固めに降しています。

セミファイナルはAWA世界ヘビー級王者リック・マーテルが阿修羅・原を6分10秒、ダイビング・ボディアタックからの体固めで破っていますが、長州達は現れず。

長州が全日本プロレスの会場に姿を現したのはシリーズ最終戦の11月1日、後楽園ホール大会でした。そこから11月14日には新日本プロレスの「第5回MSGタッグ・リーグ戦」に参加が発表されていたダイナマイト・キッド&デービーボーイ・スミス組が全日本プロレスへ電撃移籍。「世界最強タッグ決定リーグ戦」へ参加を表明しプロレス界に衝撃が走りました。

84年3回目の横浜文体(テレビ収録)は12月12日その「世界最強タッグ決定リーグ戦」優勝戦。これまで優勝戦の舞台としては78年の札幌中島スポーツセンターを除き蔵前国技館で開催されて来ましたが、老朽化の為にこの年9月の大相撲秋場所を最後に閉館。

横浜文体には失礼な話かも知れませんが最強タッグの最終戦であれば都内の1万人以上収容規模の大会場でやるべきとも思いますが、そういうところは全日本プロレスのフロントは仕事が遅いのでしょう。

ハンセン&ブロディ組、前年8月31日に蔵前で引退試合を行ったものの、1年3か月で復帰したテリー・ファンクがドリーとのザ・ファンクスを結成して参加、ハーリー・レイス&ニック・ボックウィンクル組の元世界王者タッグにキッド&スミス組。日本側は鶴田&天龍組に馬場は「ミステリアス・パートナー」としてUWFを退団したラッシャー木村と組んでエントリー。  

最強タッグ史上最も豪華なメンバーと評価の高かったリーグ戦の最終戦、私は初めて横浜文体に観戦しに行きました。観客は6,100人超満員札止め。立錐の余地もないほどギッシリ埋まりました。

セミファイナルのザ・ファンクスとレイス&ニック組の公式戦が45分時間切れ引き分けとなり、共に10点で公式戦全日程を終え、メインイベントの結果待ち。

メインイベントの最終公式戦、鶴田&天龍組vsハンセン&ブロディ組は18分47秒、暴走した超獣コンビがレフェリーに手を出し反則負け、鶴田&天龍組が11点で初優勝、ハンセン&ブロディ組は10点で終わりました。 

長州&谷津&浜口組が全日本のリングに初登場。迎え打ったのは石川敬士&グレート小鹿&大熊元司組。12分11秒、長州が大熊をリキラリアットからの体固めでフォールしジャパン軍団の勝利。翌85年からはジャパン軍団が本格的にシリーズにフル参戦することになります。
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