『星の王子 ニューヨークへ行く』
ウェルカム to ジャングル! もうエイティーズだというのにサーティーズのハリウッドと変わらないような、アフリカもブラジルもアチコチもゴッチャにしたような“第三世界の土人”のイメージを創出しているけれど、これがまさにハリウッドの野生の思考だと納得すれば納豆巻きに包み込まれるように納豆してしまう。レヴィ=ストロースよ、目くじら立てることはない。これはコメディなのだから。ウェルカム to アメリカ! この作品は一方で、別の意味でのサードワールドがアメリカに在ることをも表している。オルタネイティヴなアメリカンというイマージュが確かに表されているので在る。喜べ、レヴィ=ストロースよ、地域もクラシックもおニューも関係なく、呪物に潜むパターンは世界と同じようにアメリカに潜在する。ウソとマコトがドォーオンイギにイマージュする。笑いもシンデレラストーリーも焼き回しとなることなく、クイーンズのワイルドスタイルやエディの七変化と同じように独立してエモーショナルとなる。ランディスはエディをキャストする作品では、スラップスティックに終始するでなく人間味も表そうとするが、それはエディマフィの類いまれなヒューマン温かみある表現を活かすための結果であり、その結論はインディペンデントする原因をも創り出すのだ。万国共通のものが表されると同時に、固有性を際立たせるアメリカらしさ。人間らしさのセンスを作品は表している。カミング to アメリカ!
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