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2024年09月29日11:06

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お気に入り作品を観る 26 (ゴダールパゾリーニ篇)


気狂いピエロおもしろかった。購入していたので観る。ブルーレイにしておけばよかった。色彩だけではなくもっとすっきりした輪郭の方が愉しめるはず。セリフが多くそのぶん字幕も多いけれど、目が悪くなっているからかな、或いはそれとも、以前からかな、白を背景にした白色の字幕がけっこう観にくい感じとなる。ベラスケスとか空間を語る冒頭の方、捉えられず。でも幾度も観ている本作ゆえ、内容はだいたい記憶にある、ファムファタールに騙されダイナマイト顔に括り付け、やっぱりこんなことで死ぬなんてやっぱりアホやねん、とダイナマイトをのけようとするも爆死!って、こんな感じでしょ?もう映像だけ楽しもうと進めていく。も、字幕も目に入ってくる。ベベルとカリーナの冒険旅行である。サミュエルフラーが言うように、エモーションである。これがシネマだ。ユリイカのソレルス特集でソレルスは本人の感情を作品にぶつけ顕す、と、そんなこと書いていったけれど、ゴダールもまた作品は自身のことを表すとキネ旬のなにかでの本人の口からあったけれど、本作はカリーナともうほとんどお別れの季節の頃の作品だと確かそうだったような記憶が、、恨みつらみも潜在しているかのような詩作である。幾度もカリーナ/マリアンヌはピエロと語りかけるも男はフェルディナンだと幾度も返す。漫才である。漫才冒険旅行、それもポエジーに。漫才冒険旅行、ちぐはぐな会話が男女に続く。ふらりと映画館に寄ること、真っ暗な中のプロジェクターが浴びせるヒカリ、とても男女のデート映画に最高だ。自身たちのチグハグを確認できる。漫才冒険旅行、も一貫して、希望へと向かう羨望、絶望を纏いながら。南仏へと向かう、太陽をさんさんと浴びながら、ふたりは包まれる。マリアンヌが言うように、オトコは現実的であり、現実的ではなく。合理性はヒトにはない。オンナはリアル・カリーナ。彼にとってのリアル。虚像も実像も、そこにリアルがある。アンナ/マリアンヌはカメラアイを見つめる。捉えられる彼女、そこにリアルがある。やっと見つけた。なにを?永遠。海と太陽。リアルは消えない。




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