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2021年12月09日21:44

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至上の掟

今月のシネラはトルコ映画特集。至上の掟、おもしろかった。リュミエール以来、映画の魅力のひとつはエキゾティズム。イスタンブールは行ったことないので、そこへ向かうときはそのプロセスで、なんだかワクワクする。女性主人公もまたそうした気分もあるように表される。田舎の慣習から離れ、都会へ向かう時の清々しさが表される。トルコ人の知り合いがトルコ人のホスピタリティは日本人のそれと似ていると言っていたけれど、なるほど、父権社会だから、女性たちはそうなるのか、となる。もっとも、日本は母権ないし、三歩さがってではなく平等に並んで歩く社会なので、現在はそうではないと思えるが、この作品は2000年以降のもの、トルコでは父長の威厳のもと秩序がいまだになされているのかな。ホスピタリティだけでなく、叙情性もまた似ているのかな。もっとも、日本ではもはや描かれないような、韓国ドラマではあるような叙情性が表される。メランコリンにしてロマンコリンなピアノがポロロンと鳴る音楽が表され、そこで男は雨に濡れる女をカバーをかざしふたりしてスローモーションで走っていったりする。オリエンタルな地政学、共通するものが満載なのかな。作品自体、スリルもエンタメも、ヒューマンドラマに溶け込み表され、古色蒼然とした慣習に異議申し立てするもの表され、なんかテレビドラマみたいな感じもしたけれど、オススメではある。

ps
古色蒼然とした慣習が表されるが、アメリカのテキサス州だったかな、あの中絶禁止のあの法も、この作品のメッセに通じるものが表される。


あった。


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