『汚れなき祈り』
初めてのムンジウなので、他のも観て考え、それゆえねかしたいけれど、とりあえず忘れぬうちに。汚れなき祈りおもしろかった。観ていきながら、あーあの長回しのエスタブリッシュショット、神を探し求めながら見つけるのは罪、でも逆に、一方の女性からは、人間のあるがままのありあまるエナジーがやっと出会える罪、なんだ、と思いつつも、そうシンプルでもなさそうだなと観続け、ドライヤーの様相をしながら言ってることはベルイマン、いや、そうでもないな、ややスーパーナチュラルものにも感じられ(アリーナがもう死んでいるのにまるでヴォイチタを待っているかのような感じの、霊にも見えるのも含め)、映画エクソシストの様相しながら言ってることはアンチ因習や伝統と、でも、そう単純でもないな、となるも、教会がやってること、ラジオのCMであってる捨て犬の奴、かわいそうだけど新しいところでは大事に育てられてね、という女性の声の後のナレーション、優しい声で言っていてもやってることは犯罪です、っての思い出したりしてきて、でも、アンチ・エスタブリッシュメントとして教会を責めているだけなのでもなく、ちょっと表象的になっちゃうけど、ラストまで観るとやはり神を探し求めながら見つけるのは罪に行き着くけれど、では、人間の罪とはなんぞや?といろいろ考えさせるイシュー満載でおもしろかった。懺悔をする前に、本を読み上げながら、神を信じるか否かのとこ数字であげていくの、あざとい演出に思えたけれど、ある種、笑いをとるとこでもあり、ラストのポリスカーに泥んこが投げつけられるようなバスの置き土産、あれも現代人に対する皮肉めいたブラックな笑いを起こさせるものと同種のものなのであろう。
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