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2020年09月25日22:42

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或る4 或いはメルシーラヴィ

『メルシー・ラ・ヴィ』
ロブグリエやダニエルシュミットなら最初から分からないものとして傍観するが、気持ちが分かり易い登場人物に感情移入させておいて、ゴダール的異化作用で、その人物だったりその人物が演じる役だったり他の人がその人物を演じたり、あちこちキャラが入れ替えられ、おまけにあちこちの時空間に飛び回るので、誰に感情移入すればいいのやらと、放っておかれてしまう。けど、こうした手法は好きな方である。後期フェリーニもどきにした学生映画みたいな稚拙な作品に感じらたけど、追っていき慣れてくると、大変におもしろい、まではいかないけれど、おもしろく感じられてくる。むかし観たときの記憶は、あちこちの時空間飛び回るガールズ・ロード・ムーヴィーであるが、バルスーズもバディものだけど、ブリエ的には嗜好性としてそうしたものへの志向がこの作品にもあるのかな。前半の性病はまだエイズの怖さがあった時代だから、それへの志向か、そして何故か第二次大戦へと向かうけれど、恐怖の時代のリンクか、観ながらもこの作品がなにを言いたいのか分からなくなってきたけど、タイトルが、ありがとうよ、人生、だから、そうした皮肉も入った人生観が表されているのかな。生意気シャルロットがブームの頃だろうから、そのトレンドを活かしたところもあるのだろうけれど、それはブランド的にゲンズブールに生かされている。3回目にして、ようやくおもしろく観れた。断片的に印象残っていたので、再見したかった作品だったのである。

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