ヒグマ春夫の映像インスタレーション
連鎖する日常/あるいは非日常
【第5弾】連鎖する日常/あるいは非日常の6日間・展
2016年2月15日(月)〜20日(土)/会場:銀座 K’s Gallery
ヒグマ春夫 / 小松睦
彼女の呼吸は確かに聴こえた。身体をそのまま表わす。彼女は以前、性差を無くしたいと言っていたが、意図は見事にその意思に準じる。
ヒグマ春夫の描く波に彼女は長い髪をゆだねながら揺れる。横に流れる波に、美しきクリーチャーが奏でられる。床に置かれた白い服を纏い、戯れる。性差がないマリオット、或いはふたりのモノたちの踊り、様々にイマジネーションをかき立てる。ヒグマが創った空間、小松睦がリクリエイトする。裏クリエイトはその場に律するコトなく、ヒグマの空間を拡げる。映像と小松と模像の影は白と黒と、そしてまたそのイロたちを繰り返し、スクリーンのタイポロジー的なサインの中と外に有る、海や色景に溶け込む。
同化は美しいクリーチャーを奏でる。有機的に溶け込む。彼女はその空間に殉じている。様々な差を超え、身体だけを遺す。溶け合う波は様々な色となり小松睦に入り込む。そして、ヒグマの空間に映る。うつろいとその狭間、それは小松の身体の分節化と確かに結び付く。暗転、、なくなる映像、彼女はその身体を動かし続ける。その時間を溶け込ませた身体を表わしている。素の彼女がいる。呼吸は確かに聴こえている。
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