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2020年03月08日22:32

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映画日記 『現在地はいづくなりや 映画監督東陽一』『初恋』

2020年3月8日(日)

『現在地はいづくなりや 映画監督東陽一』(2020年)
監督:小玉憲一
今池・名古屋シネマテーク

インタビューや、緑魔子、烏丸せつ子、常盤貴子といった出演女優たちとの対談と、作品のシーンから、映画監督・東陽一の魅力に迫る。
東監督の作品は『サード』(1978年)や『もう頬づえはつかない』(1979年)、『四季・奈津子』(1980年)あたりまでは見てたが、以降は映画から離れてしまった。
30年ぶりに見た彼の映画が『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(2010年)だった。
正直、東陽一はまだ現役なのか?!と驚いたものだ。
それ以上に、『酔いがさめたら〜』が年寄りめいた映画でなく、ひとことで言えばみずみずしい作品だったのにも驚いた。
本作にも登場する、ラストの海辺のシーンは名場面だった。
空白の30年間に公開された『橋のない川』(1992年)や『絵の中のぼくの村』(1996年)などが紹介されるが、あれもこれも見たくなる。
とりわけ、『ザ・レイプ』(1982年)はぜひとも見たいものだ。
レイプに遭い、それまでラブラブだった恋人との関係がまずくなってしまった若い女性が、結局は体裁だけの男を捨てて自立していくという話らしい。
本作ではそのラストシーンの一部が紹介された。
ヒロインを演じた田中裕子のセリフのない表情だけの演技に、未見ながら『ザ・レイプ』は傑作だろうと確信した。


『初恋』(2020年)
監督:三池崇史
名駅・ミッドランドスクエアシネマ

三池崇史監督も、とうとう壁ドンの「青空映画」を撮ることになったのかとおもった。
スルーのつもりが、やたらと評判が良いので、見に行った。
のっけからの東映マークで、笑ってしまった。
「極道に夜明けは似合わない」という劇中のセリフを借りれば、「東映マークに初恋は似合わない」だ。
染谷将太のマヌケぶりに大笑い。
そして、むかし土屋アンナ、いまベッキー!!
拍手ものの快作だ。



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