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2019年08月16日01:58

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映画日記 『アルキメデスの大戦』 『アンダー・ユア・ベッド』

無事に北海道旅行を終えることができたので、善光寺へ立ち寄り、お礼参りをしてきた。
この日は長野泊まりだ。
夕食までに時間があったので、映画を見てきた。

2019年8月13日(火)

『アルキメデスの大戦』(2019年)
監督:山崎貴
長野市権堂・長野グランドシネマズ

てっきり、ドンパチ満載の戦争映画かとおもったら、まったく想定外だった。
長髪の軍人はいないだろう、といったイチャモンは野暮というもの。
若いころ、「宇宙戦艦ヤマト」を熱心に見てた身には、田中泯のセリフに、そういう見方もあるのかと、感心した。
ただ野暮を承知で、死んでいった兵士たちへの視点がまったくないのには疑問が残る。

舘ひろしの「御高説」を耳にした、國村隼の呆れ顔が絶品。
柄本佑がうまい!!


2019年8月14日(水)

『アンダー・ユア・ベッド』(『2019年)
監督:安里麻里
駅西・シネマスコーレ

旅行の最終日、台風接近のため早めに名古屋へ戻ってきた。
26日間もいないと、番組がかなり変わっている。
その中で、ネットで予告編を見て気になっていた『アンダー・ユア・ベッド』が上映終了間際だった。さっそく見ることにした。

子どものころから、存在感のまったくなかった男、三井君が主人公。
学生時代に一度だけ「みついくん」と彼の名前を呼んでくれた千尋のことを思い続けて10年が経った。
三井君は探偵を雇って千尋の消息を調べ、今は人妻となった彼女の住む近所に越してきた。
ところが、町中で見かける千尋からは、かつての快活さが消えていた。
日夜、望遠カメラで千尋の暮らしぶりを盗み見するうちに、三井君は知ってしまう。
千尋の夫は、とんでもないDV野郎だったのだ・・・・

これは拾い物。
オチというか、最後はこうなるのだろうなあ、とおもうところにちゃんと着地する。
変態映画だが、後味はいい。
それもこれも、ヒロインの千尋を演じた西川可奈子に負うところが大きい。
彼女の名前は記憶しておこう。

マジックインキがこすれる嫌な音、ジュボっと浮き出るコーヒーの滓、庭先の石の下でうごめく小さな虫たち、まるで昔のアングラ実験映画みたいだ。
終盤で、話をゴチャゴチャにして分かりにくくしたのも、わざとだろうな。



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