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日記一覧

うなぎと映画と父
2013年12月30日20:11

 偶数月にメタボ父の体重をチェックし、ぼくが設定した数値をクリアしていたら川越の「うな吉」に父と母を連れて行くということを四年前からやっていて、この日記にも何度か「今回は何キロで合格」とか「これで父は何連勝」などと書いてきた。 それが今年は

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 ここ数年、著書の出版数としてはコンスタントに年に2冊ぐらいのペースを保っていたものの、『ねむり』や『パン屋を襲う』のように、過去の作品の手直しだったり、単行本として発行していたものの文庫化が多かった。 しかし今年はハルキストにとって満足で

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今年の目標
2013年12月23日16:48

 元日に「今年の目標」を掲げても、3カ月もしないうちに目標が何だったかすら覚えていない人は多いのではないだろうか。 ぼくは覚えている。「献血を3回する」である。 それを先週、達成した。400mlを3回、合計1200ml。 献血に関して今年知った

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 いつまでも忘れ去られることのない名作『アラビアのロレンス』の主演俳優ピーター・オトゥール氏。ぼくも大好きな映画だ。『イヴの総て』『セルピコ』『アマデウス』『ガンジー』などプロローグで結果を描き、それからそこに至る経緯を時間をさかのぼって描

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いいペース
2013年12月14日17:07

 9月中旬からの3カ月、多忙を極めた仕事がやっと一息ついた。あるときは朝7時に出社し、あるときは夜10時まで残業し、あるときは両方だった。早朝出勤が続いたときは朝活も満足にできず、いつものコーヒーショップにも行けなかったが、久しぶりに訪れた

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アンケート
2013年12月13日21:54

 最近家具を買い、配送員に設置してもらったのだが、帰り際にアンケートハガキを渡された。気持ちよく対応していただいたので、ほめ言葉でも書いて投函しようと思った。 ところが、質問事項の最初のほうは「配送時間は守られましたか?」とか「配送員の態度

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モジョライブ〜所沢の宝
2013年12月09日12:50

  スイボクpresents 所沢ジプシー vol.2。 7月のvol.1のゲスト日比谷カタン氏が衝撃的だったので(詳細は7月22日の日記)期待は大きかったのだが、それは完全に満たされた。 今回のゲストはLittle Fats & Swingin' Hot Shot Party。古き良きアメリカ

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不快体験
2013年12月03日14:49

 ミクシィを始めてほぼ三年。同じ体験をしている女性は多いと想像するが、ぼくにもときどき怪しい人物からマイミク申請が来ることがある。 今回はその実例。「☆ひなた☆」という埼玉県在住の二十三歳の女性からのマイミク申請だった。「埼玉に引っ越してき

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 入間に引っ越して間もないころ、朝の武蔵藤沢駅で、ドアごとにできている五、六人の列に並んでいるときにホームにすべりこんでくる電車をのぞき、空席が一両につき六、七席ぐらいしかないと、「座れないかも」と不安を抱くとともにこう考えたものだった。「

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仕置人になりたかった
2013年11月17日09:28

 小学校5年か6年のとき、学校で「将来なりたい職業」について作文を書かされたとき、「プロ野球選手」と書いた。でも本気じゃなかった。 たしかにそのころから熱狂的なプロ野球ファンだったし、草野球でもうまい部類に入っていた。しかしその延長線上にプ

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藪の中
2013年11月12日12:22

 昨日の昼休み、文藝春秋12月号に掲載されている村上春樹さんの新作『ドライブ・マイ・カー』をドトールで読んでいるときのことだった。ぼくのすぐうしろで詐欺かもしれない会話が聞こえてきた。「1年に10歳若返ります」という怪しげな声がしたのでピン

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熟睡電車
2013年11月09日15:14

 夏以降だろうか、「住みづらい世の中になったなあ」と落胆することが何度かあった。 電車で座っているときにまどろみ、隣の人に肘で突かれて目を覚ますという経験は誰もが持っているだろうが、ぼくの場合、その突き方に悪意を感じることがあった。グングン

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 いよいよ今週末から三谷幸喜監督の『清須会議』が公開される。 昨年の夏にこの本が発売になったとき、いち早く購入して楽しんだ。それはもう、今まで読んだ歴史ものの中でも最高に楽しい人間喜劇だった。歴史ものと言えば司馬遼太郎さんだが、司馬作品のキ

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『アフターダーク』再読
2013年11月03日17:06

 ぼくがハルキストになったのはほんの8年前ぐらいのこと。それまでは、読みづらいと感じていたので避けていた作家だった。 それが8年前のある日曜日、図書館で何気なく借りた『アフターダーク』で歯車がカチッとはまるような感じになり、次々に読んでいく

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追悼、川上哲治氏
2013年10月31日17:29

 思い入れのある方が亡くなるとぼくなりの追悼文をここに寄せているのだが、昨年の10月16日の丸谷才一氏以来、約一年ぶりに書くことになった。 先週から読んでいるのは山口瞳さんの『ああ! 懐かしのプロ野球黄金時代』という本で、主に昭和38年から

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ラドリオ
2013年10月28日15:18

 大手町界隈のスタバやドトールやプロントは頻繁に利用しているが、つい最近、会社から一番近いドトールに、コーヒー・マイスターみたいな初老の男性がカウンターに立つようになった。動きが軽やかで、背筋がピンと伸び、蝶ネクタイが似合いそうなその男性に

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ネスレアミューズ映画祭
2013年10月24日12:35

「ネスレアミューズ映画祭」というものが、現在、ネットで開催されている。ネスレは春から夏にかけては「映画で旅する世界旅行」というテーマで48作品を公開していたが、今回はなんと100作。すごいぞネスレ! 短いもので5分程度、長くても20分ぐらい

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一年ぶりの出張
2013年10月18日12:31

 一年ぶりの出張。幕張なのでたいした距離ではないが。 夜9時に仕事を終え、5人でホテルザ・マンハッタンの「ザ・テラス」というレストランで食べたのだが、なかなか面白いレストランだった。若い女性をターゲットにしたイタリアンらしく、実際、男性5人

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アットホーム・モジョ
2013年10月13日08:24

 ここ十日ばかりの激務に耐え、おとといは息も絶え絶えにモジョにたどり着いた。戦士の休息のように。 三時間ぐらい居たのだが、その間、8人ばかりの常連客しかいなかった。それも「スタッフとその客は顔見知りかもしれないけど、その客を知っている他の客

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朝劇の報告
2013年10月06日10:14

 朝劇『サルバドルの大事件』を観てきた。サンドイッチとコーヒーのモーニングが付いて2500円の舞台。 東京国際フォーラムの近くにあるサルバドルは、空間をゆったりと取ったカフェ。その一角を使っての劇だった。30席近く用意された座席のうち20席

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朝劇
2013年10月02日12:04

 このあいだの日曜の朝、部屋の掃除をしながらFMラジオを聴いていたら、「朝活ランキング」をやっていた。早起きした社会人が何をしているかというランキングである。 最後のほうしか聴けなかったので2位と1位しか分らないのだが、2位は「資格試験勉強

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接骨院の優勝企画
2013年09月28日17:08

 ぼくは腰痛持ちで、毎週土曜日に入間市にある接骨院に通院している。 そこの院長先生は、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスの球団専属トレーナーで、以前は阪神タイガースのトレーナーだったり、新庄剛志選手の個人トレーナーとして一緒にアメリカに行っ

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ヨーロッパ企画
2013年09月21日20:33

 ヨーロッパ企画。 ぼくが知る限りの、今一番面白い小劇団である。初めて観たのは2年前の『ロベルトの操縦』で、クオリティの高さにゾクゾクしたのが昨日のことのようだ。 その最新作『建てましにつぐ建てましポルカ』を本多劇場にて鑑賞。前から二列目の

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台風の蓼科旅行
2013年09月18日14:24

 一年ぶりの一泊二日の蓼科旅行。 台風18号が関東甲信越に上陸というニュースに臆することなく朝6時に出発。 安全運転を心がけ、ゆっくり走行すれば危険はないと思ったし、一日目に予定していたトレッキングを二日目に変更するだけで済むと踏んでいた

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 日本語ロックのルーツは、細野晴臣さん、大瀧詠一さん、松本隆さん、鈴木茂さんによる「はっぴいえんど」。その「はっぴいえんど」結成前に細野晴臣さん、松本隆さんが所属していた「エイプリルフール」というバンドに一緒におられたのが小坂忠さん。もうそ

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 先週、モジョでくつろいでいるとき、店内で流れたアルバムにグラスを持つ手が止まった。村上ゆきさんを思わせる優しい歌声に惹かれたのだ。 それに気づいたマスターがnaminote(ナミノート)というデュオだと教えてくれた。翌週(つまり今週)にモジョでラ

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飛ぶボールの憂鬱
2013年09月11日12:20

 プロ野球、ヤクルトスワローズのバレンティン選手が昨夜、54号ホームランを放ち、王貞治さんが持つシーズン本塁打の日本記録55号を抜き去ることが確実となった。 過去にローズ選手やカブレラ選手が55本、バース選手が54本を放っているが、記録更新

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これも春樹作品
2013年09月07日18:15

 来週、中央公論新社より『恋しくて』という、恋をテーマにした、村上春樹さんが編訳を手がけた恋愛小説集が発売されるらしい。 まあ、ファンとして喜ばしいのは間違いないのだが、驚くのは、その中には自作の新作短編も収録されているということで、新聞記

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感慨深い夏
2013年09月03日16:39

 マイミクの方が小説『永遠の0』でボロボロ泣いたと書いていたので興味が湧き、大きな期待を持って臨んだ。 特攻隊の話なのだが、たしかに読みごたえ充分な名作である。ぼくも泣けた。あまりにもよかったので、12月に公開される同名映画が感動の安売りみ

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星新一さんの新刊
2013年09月02日11:52

 星新一。 言わずと知れたショートショートの神様。1997年に亡くなったとき、ある新聞の見出しは“巨星堕つ”だったが、まさに星新一さんは巨星だった。 ぼく個人にとっても、ぼくを読書好きに導いてくれた恩人だった。死亡記事を目にしたときのショッ

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