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2013年09月15日14:09

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モジョ・ライブ〜小坂忠さん

 日本語ロックのルーツは、細野晴臣さん、大瀧詠一さん、松本隆さん、鈴木茂さんによる「はっぴいえんど」。その「はっぴいえんど」結成前に細野晴臣さん、松本隆さんが所属していた「エイプリルフール」というバンドに一緒におられたのが小坂忠さん。もうそれだけで、説明不要の大御所である。

 ライブがスタートする。
 剣の達人が構えただけで相手に「できる」と悟らせるように、小坂さんが一曲目のイントロをギターでジャーンとかき鳴らしただけで、その実力がうかがい知れた。
 こういうライブに身を置いたとき、ぼくにできるのはただ一つ。その空間に自分を浸らせることである。言葉はいらない、というより、どんな言葉にも収まりきらない。演奏とハスキーな歌声を体に染み込ませ、この人が切り開いた音楽世界に思いを馳せた。西海孝さんのサポートもバッチリきまり、満席の店内は大盛り上がりだった。
 モジョでは「このライブに居合わせられた幸福」を感じるときがあるが、今回は間違いなくその一本だった。

 驚いたことに、現在、小坂さんは所沢市民であり、モジョまで歩いてきたそうだ。
 ということはつまり、またモジョに登場してくれる可能性があるということだ。

 モジョのライブには珍しく、夜ではなく14時開場、15時スタートだった。ぼくは開場と同時に一番に入店。いつものカウンターの端の席を陣取った。
 ライブ終了後、通常営業に戻ってからも余韻に浸り続け、結局20時30分まで居続けた。モジョでの最長不倒距離6時間30分を樹立した夜でもあった。
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