いつも時代に取り残されているぼくには珍しく、時代の最先端を行く情報をお届けします。 今、スタバでコーヒー一杯でも飲むとお得なことがあります。 レシートに番号が書いてあって、それをスタバのサイトのアンケートに入力してすべての質問に回答すると
ぼくが書いた短編小説のうち、これまでに十一本が本に収録された。先日は初めて一冊に二本載ったから本の数としては十冊。 でも書いた数は十倍以上ある。百二十本以上書いてきたのだ。そうなると十一本載ったからといって喜んでばかりもいられない。この確
仕事で水道橋に行った。 東京ドームの回りにものすごい列。野球か? でも10代の女の子ばかりだし……。なんの列だろう?「嵐」のグッズ販売の列だった。 しかも警備のお兄さんが拡声器で叫んでいる。「夜8時までの営業予定とご案内しておりますが、今から
フランスに八ヘクタールの無農薬のブドウ畑を持ち、現地でも高い評価を受けるワインを生産している新井順子さんの奮闘記。 無農薬畑とひとことで言っても、今は無農薬でも過去に農薬を使用したことがある畑がほとんどらしい。そんな中、新井さんは一度も農
AED−自動体外式除細動器 (automated external defibrillator) の講習会を受けた。 常々いつか受けたいと思っていた。それが「そのうちに」から「できるだけ早く」という心境に変わったのは、震災の影響かもしれない。 駅やビルでAEDを見か
偶数月はぼくによる父の体重測定がある。そしてぼくが与えた条件をクリアすればウナギを食べに行くことになっている。 今回ぼくが申し渡しておいた条件は69.5キロ以下。前回が70キロ未満、前々回が70.5キロ以下だから、少しずつハードルを上げて
三谷幸喜の新作舞台。三軒茶屋にある世田谷パブリック・シアターは数年前に、やはり三谷幸喜の「You Are The Top」を観たところ。そのときは緊急入院した鹿賀丈史の代役として急遽舞台に立った浅野和之に、終演後、惜しみないカーテンコールがかかった。
三月に『英国王のスピーチ』を観たときに予告編で本作を知り、絶対観たいと思っていた。サイコスリラーみたいな緊張感漂う映像が美しかったからだ。 ネタバレにならないように気をつけながら言うと、名門バレエ団による「白鳥の湖」の主役に抜擢されたプリ
《その後》 思い返して、よかったなと思うのは、村上作品のリズムとメロディは誰かから教わったものではなく、自らが感じ取れたという点である。教わるのも悪くないが、できれば宝物は自分で見つけたいものだ。それができたのは、たぶん、「難解な作品を読み
《ハルキスト誕生》 それから二年ばかり経った2007年冬。 そのころぼくは心身ともに疲れ切っていた。職場ではプレッシャーが大きくのしかかる仕事が重なり、自宅アパートも安らかに過ごせる場所ではなかった。何もかも投げ出して消えてしまいたかった。
《プロローグ》 村上春樹は世界中にファンを持つ一方、アンチも多く持つ作家である。ぼくの知り合いにもハルキスト(熱狂的な村上春樹ファン)もいれば「どこがいいのか分らない」と首をかしげる方も少なからずおられる。割り合いとしては半々といったところ
みなさんご存知のドリームジャンボ宝クジ。実績のある売場では長蛇の列ができるあの宝クジ。 先週、生まれて初めて自らの意思で買ってしまった。 つき合いで買ったことなら過去に三回ほどある。会社に出入りしていた銀行員から買ったのだ。十枚買って、い