ぼくの部屋はかなり殺風景なのだが、それでも少しは彩がある。たとえばこの魚拓。 北海道道東にある斜里川でぼくが釣ったアメマス。 魚拓にしてくれたのは御年七十六歳の登山仲間のリーダーである。ぼくの登山に関する知識、技術はすべてこの人から教
モジョの常連、藤ともこさんのライブ。 藤ともこさんと初めて口をきいたのは、もちろんモジョでのことである。たしか昨年の11月ぐらいだっただろうか。 カウンターで隣になったのをきっかけに話していて、お互いの職業を当て合うことになった。そのとき
『マボロシの鳥』を読んだ。 ここ三、四年、お笑い芸人が小説を書いたり映画を撮ったりという活躍が目立つ。映画はともかく、小説の方はこれまで一つも読んでこなかった。しかし太田光ならおかしなものは書かないんじゃないかと期待して図書館から借りた。予
ついに七連続参加となったモジョライブ。正気か俺? 宮腰理氏は知らないミュージシャンだったが、予習を怠らないぼくはYou Tubeで『遊びにおいで』を聞いてすっかり観たくなっていた。 そしてそれが一曲目だったのでぼくは嬉しかったが、客がみんな予習を
まだ五月だというのに軽い夏バテになる。気力が不足していると文章を書く手も重い。そんな状態で書いてもロクなものは書けない(気力が充分でもロクな文章になってないじゃないかというツッコミは全面的に認めます)。 なので、映像の力を借りることにしま
文京区図書館から予約の雑誌とCDが届いたと連絡が入る。雑誌は「yom yom」。目的は奥田英朗の短編小説『マンションの女』と北野武のエッセイと太田光のエッセイ。CDは東京事変の『大人(アダルト)』と『娯楽(バラエティ)』(『キラーチューン』は名
ぼくは学生時代、コピーバンドでドラムをやっていた。デビッド・ボウイ、エリック・クラプトン、CCRなど。元町のライブハウスや学内コンサートに出演した。だが特別うまかったわけではない。他人のドラム演奏を見ては劣等感ばかり抱いていた。 だがこの
先日、昼休みに後輩のY君(二十六歳、男性)とTさん(二十五歳、女性)とぼくの三人で喫茶店でミルクレープを食べながらお笑いユニットを組もうという話で盛り上がっているとき、ぼくが「いきものがかり」を知らないことに二人に本気で引かれた。 そう、
このひと月で五度目のモジョライブである。 バンバンバザール。正直、知らないバンドだった。しかしモジョでやる以上、その知らないバンドがあなどれないことはこの半年で頭に叩き込まれていたのでYou Tubeで検索してみた。そしていくつかヒットした映像を
レンタルビデオが一般的になったのは、ぼくが高校を卒業した昭和五十六年以降のことである。それまでは「ぴあ」で観たい映画を見つけると、横浜だろうが国分寺だろうが、出かけて行くしかなかった。放課後、早稲田松竹に駆けつけて『遠すぎた橋』や『がんば