mixiユーザー(id:2566286)

2026年07月28日10:09

35 view

『箱の中の羊』覚え書き


待ち合わせの時間まで映画館で映画観ようと調べると、是枝さんの新作あってんだ、と『箱の中の羊』(2026 是枝裕和)を観に行く。是枝さんゆえに家族のなかでの関係性が描かれる。でも自身のことしかまずは考えていない。綾瀬はるかにとっては子供に愛をそそぐというよりは彼女自身の生きがいを取り戻すということか。だから、自己満足だけとは言えないまでも、愛の対象が相手にではなく自身に向かってる感がある。是枝テクストではそれが多いな。『誰も知らない』の無責任な親も、というか『幻の光』から始まって、自分を好きすぎとは言はないけれど相手が見えていない大人ばかりが出てくる。でも多かれ少なかれ、ヒトはそういうものなのかもしれない。だから是枝裕和が描くものに普遍性をヒトは感じるのかもしれない。ところで、主人公の子供が皆が棲める場所を見つけたというので、是枝さん新境地か?それまでの穏やかなムードから一転して、AIたちが綾瀬と大悟の夫婦を虐殺して中庭がある夫婦の家に棲むのかとひやひやしながら観てしまう。本作品はアレックスガーランドは『エクセ・マキナ』のAIに対する危機感と違い、日本人的なセンスでAIもまた自然との共存できるとする、もっとほがらかさがある。共感とは想像力を伴うもの。綾瀬もまた子供たちと同じように素直にそれを顕すようになる。西洋人からは日本人はテレパシーを持っているとか揶揄されるけれど、そうした想像力は西洋にはない日本人的智慧に結び付くものなのかもしれない。





1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年07月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

最近の日記

もっと見る