『フォールガイ』おもしろかった。あまりエンタメ・アクションを観ないけれど、鬱なカラックスとギャスパーを久しぶりに観るにあたり鬱にならないようにアメリカンに明るいのも心がけなければ、といくつか観るも、カラックスとギャスパーに慣れてきて寧ろハマり鬱に陥らない、というより、映画芸術を堪能してきているので、そうした心配もないな、となるも、レンタルしたのでもったいなと観るも、やはりハリウッド・エンタメ、ご都合主義にキツいなとなるも、観てるとこちらもやがて慣れてきて、まずはなにも考えないこと、それはそれで楽し嬉し。アクションあり、事件解決へと向かうサスペンスあり、といろいろハリウッド・ジャンルが入ってるが、本作においてなにより核となるジャンルはラヴコメであろう。仲良しカップルが別れ、再会しても心の行き違いすれ違いが生まれ、やがてお互い素直な気持ちで相手を思いやり、仲が再生する。そのプロセス、アクションがあり犯人探しがあり、となる形。スタントマンでもある監督デヴィッドリーチは同時にバックステージものとして、裏方の仕事ぶりをリスペクトをもって表しながら、スタントマンだけではなく全体的な特殊撮影ぶりも披露する。そこもまた本作の核心的部分か。ライアンゴズリングが現場に戻り監督役の元恋人エミリーブラントと、役者やスタッフもふたりを見ているなかお互いの心のすれ違いを演出指揮を掛け合わして吐露するところ、繊細で微妙な心の動きを描くカラックスギャスパーの後では、このあけすけなやり方ナニ?となるも、こうした大味を愉しめるのがアメリカンでいられること、それを許容範囲にすればアラ不思議、愉しめる、アメリカンになって楽しめる、となるの巻。よく知らないけれど、コミコンで上映されることってとても名誉なことなんだね。マーベルやDCがいまだ席巻する時代だから、特に今は映画業界もそこ意識しているのかも。
本作品はロッテントメイト―的に、批評家からも一般大衆からも人気があったけれど、同じく人気のあったショーン・レヴィは『フリー・ガイ』はどこのレンタル屋にもなく観れない。配信サービスだけなのかな?
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