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2024年05月08日10:23

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パリ警視庁:未成年保護部隊


パリ警視庁:未成年保護部隊おもしろかった。レンタルしたのではパリ警視庁:未成年保護特別部隊と特別がくっついている。観る前、ヒルストリートブルースとNYPDブルーが合わさったようなものかな、と思うも、そんな感じである(註1)。されどやはり巴里、アメリカンなセンスと違い、人物たち間で成される会話は野球とかファミリーではなく政治的なイシューに恋バナ。オープニング・タイトルに、子供たちの明るい姿、それゆえに、その後に表されるものは、彼ら彼女らを取り巻く現代病的ワルなのか、と逆に鬱なるもの感じられてくる。確かにモダンソサエティのネガティヴサイドたるもの、様々に出てくる事件に垣間見られ露呈される。非力な子供たちを取り囲む不可効力な不条理である現代が表されていると思い観て進む。警察職員たちの家庭にも様々な問題、個人的にも家族社会的にもそこに表される。様々な人物たちが織り成されながらも、あれ?どこかで見たことあるな、となり調べると「フランス、幸せのメソッド」や「エール」に出演している女性、彼女ともうひとりの女性、彼女たち警部補ふたりがストラクチャーの核にあるな、となり、子供を取り巻く現代環境や家族社会が表されながらも、これは母性にまつわるものがメインなのかな、となる。本作の監督は女性であるがゆえ、母性が憂うこの現在があるのか、となり、一番謎めいている不思議な存在である本作の監督自身が演じる女性の不安定さ、そこから他に繋がるものを考慮すると、たぶん作品のプロセスの移行によりこちらの思考を導いているのだろう、母性というより女性なのかとなり、観て進む。そして終盤のモールでの出来事、肩を撃たれた男性を心配する女性とのやりとりや、もう一組の主人公たる熱血刑事と監督自身が演じるフォトグラファーがアパートメントを去る姿とそれを見るフォトグラファーのご主人、そして言い合いする警部補二人組、あっ、これは愛についてか、となる。絆ではなく愛である。なにをもって愛なのか、と様々に捉えられることできるアレである。あまりにも漠然としたものが、モダンソサエティに浮かび上がる。ラストはジャンプする女性と子供を通して、それへの問いが投げかけられる。


註1:思えば、事件が描かれるだけではなく事件を追う刑事の日常を表わすものの原型はフレンチコネクションなのかな、と気付き思う。ポパイのみのそれと群像劇の違いはあれど、執拗にドキュメンタリータッチと切り替わりあるショット群で捉えるのが繋がりあるな、となる。ブリットも刑事の私生活がたしか表されていたと思うけれど、あれはラヴ・ライフといったものでオーディエンスにラグジュアリーな気分を届けるものであったのではないかな、となる。




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