映画日記『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』

２０２４年３月２６日（火）

『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』（１９９２年）
監督：ヨハンナ・ハルド
伏見・ミリオン座

今日も今日とてロッタちゃんはおかんむり。
なぜなら、今日はロッタちゃんの５歳の誕生日だというのに、おねだりした自転車は却下され、パパからは三輪車で我慢しなさいとたしなめられた。
しかし、そんなことではくじけないロッタちゃん。
隣に住むベルイおばさんがお昼寝中に、ロッタちゃんはおばさんちの納屋から自転車を無断拝借して乗ることに。
ところがこの自転車は大人向け、下り坂で大あわてになったあげく、転げおちたロッタちゃんは、おでこにたんこぶと膝をすりむいてしまい・・・・

ロッタちゃんが巻き起こす、ゆるい笑いの大騒動。
がんこでおこりんぼうのロッタちゃんを見てるだけで、日ごろの憂さが吹き飛んでしまう。
本作のような大人が見ても楽しい児童映画というのは、そんなにはないような気がする。
ロッタちゃんシリーズと同じように、原作者アストリッド・リンドグレーの児童書からは『長くつ下のピッピ』や『やかまし村の子どもたち』といったシリーズも映画化されている。
とりわけ『やかまし村の子どもたち』（１９８６）と『やかまし村の春・夏・秋・冬』の２作品は名匠ラッセ・ハルストレムがメガホンをとっている。
これは見たい！！となったが、アマゾンとＵ-ＮＥＸＴでの配信はなかった。
たしかにネット配信で便利にはなったが、決して万全ではないんだね。