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2024年03月14日11:33

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FOUR NIGHTS 4夜


FOUR NIGHTS 4夜おもしろかった。彼女のリストカットはソドミーへの嘆きか。始まりに性器は演じている女優のものではない、と但し書きが出され、わざわざ知らせるなんてこれは構造映画か!とか思ってしまったが、なるほど、女優とは別にそれもまたプロタゴニストか、と、それはクールベは世界の起源のようにその存在を主張する。女優もとても美しい。西洋絵画の裸婦像をリプレゼントしている。まずはマネはオランピアのように横たわる。されど、もっとギリシャから近代までの多く存在する豊穣な裸婦の姿を4夜に表わす。ロマンスXにおいても男性は糾弾されるも、それは男性というシステム・慣習作成者に対する異議申し立てとしてカトリーヌブレイヤが課すものだけれど、本作はファロスに対する、というよりもミソジニーに対する異議申立であり、それゆえ、システム転覆なる意思ではなく、もっと感情に切り込むものとして表される。男性はその存在意義を揺るがされむせび泣く。彼は触れていく。ロマンスXもフランス映画らしく黄昏ていてアンニュイであるが、本作はそんなドロンしているだけではなくレネもしている。ショットの移動もロブグリエしている。哲学的問答が会話に、そして心の声、モノローグに表される。想いもまた表されるのである。近づくかのようで距離はあるがままに続く。ロマンスXにおいて触れ合うこと、コミュニケーションにアンタッチャブルにアンガージュマンしないポールは愛を知らずに死んでしまうが、本作において男性主人公は胸をつんざく想いに触れ愛を知る。コミュニケーションが視覚的に見事に、分かり易く表される。



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