ヤユヨとConton Candyのライヴおもしろかった。ところで、言語学者の私としては日々変化し本来の意味を失いつつある言葉に危機感を募らせる毎日であるが、ライヴハウスで、たぶん横井正一を知らない世代、ではなく、知るわけがない世代の青年が階段を、どっこいしょういち、と言って駆け上がっていくのを目撃し、オリジナルの意味、その言語活動その他もろもろに、正しい日本語が消滅していくのではないのか、と、そのドッコイショウイチにクライシスを感じたのである。階段を駆け上る彼を止めて、正しくは、よっこいしょういち、だと教えてあげるべきではなかったのか、と自責の念に一日経った現在でも苛まれ続けているのである、とさ。さてヤユヨとConton Candyのライヴである。Conton Candy、やはり3ピースのバンドの鍵はベースなのか、とてもよかった。ツインズの姉妹がリズム隊、唸りウネるベースにドラムがからみつく。複雑なリズムではないのだけれど、そしてドラムはフィルインが少々粗くは感じたのだけれど、その一体感はやはり気持ちよい。そこにのってのユニークなヴォーカルとギター、彼女たちの他にないサウンドを組み立てる。ヴォーカルが際立つけれど、ロングスカートは靡いて、におけるギターはやはり圧巻。ヤユヨ先輩に福岡に呼んでもらってありがとうございました(そんな内容であったけど正確な言葉ではないかもしれない)、と言うので、やはり東京ロックも上下関係がうるさいのか、と思うも、その礼儀正しさ、その姿勢が凛々しい。辛いことがあっても頑張ります、みたいなMCも凛々しくもある。あまり東京時代にポップ系のに行ったことなく、いつのまにか始まりいつの間にか終わる気持ちよさゆえ拍手もないエクスペリメンタル系の方が多かったゆえに、曲が終わっての拍手も同族が慰め合うように感じあまり好きではなかったし、頑張ってます的MCもこっちが照れくさくなったりむず痒くなったりしていたけれど、今は拒否反応がないということはアレルギーが消えたのかな。鈍化したか馴化したかが分からないけれど、ロングスカートは靡いてや好きなものは手のひらの中は普通に感動する。彼女たちがヤユヨを素敵なお姉さんたちとヨイショ、、もとい素直にリスペクトをしていたこと、とても凛々しく映る。新しい体制になって、それまで辛かったこともあるけど、と言うヤユヨも、チャーリーワッツを亡くしたストーンズと同じように、冗談ではなく、かなり辛い時期あったんだろうなと思う。サポートのドラマー、あとで調べると、Drop'sにいた方なのだな、となる。Drop'sもドラマーが途中交代するけれど、MVでスカートを履いてドラム叩いていた方かな、となる。ロングスカートで叩いている姿とても印象深く、フェミニンを主張しているのかな、ただそうしたファッションが好きなだけなのかな、といろいろ思ったことあり印象に残っている。ドラマーのミナ子さん、ヴォーカルのりこからジャニスジョプリンのTシャツ着ていることを指摘されると、ヤユヨがよくジャニスを知っているなと指摘され、でオーディエンスには「後で調べて」と言う。なるほど、そこにいる若人誰もジャニス知らないかもしれない。知り合いの音楽やってる若人に試しに尋ねてみると、やはり知らなかった。やはりヤユヨ、こちらの方が知っている曲が多く口ずさみノレる。レゲエかサイケの太陽神のサイケな衣装を纏ったりこはクネラセル腰に手を当て肘は突き出し、ミックジャガーかジュリーのように客を煽るけれど、それもまたKoooooooooooool。ここで言語学者のボクがハタっと気付いたのは、沢田研二はやはりミックを意識していたのかな、であり、昭和歌謡が好きな若人にこの話をすると、なんと!ミックは知らず沢田研二しか分からない、と言われる。とにもかくにもヤユヨ、熱いステージで、旧体制の4人のとき2019年はじめて皆でつくった曲です、と、さよなら前夜を始めるとやはり感動の前夜だとなる。
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