能面師のドキュメントを見た。
一生懸命作るのだけれど、過去のレプリカを作成するのだと言い切る。
「新しい物を作るのではなく、各家元に代々伝えられている能面を手本に、同じものを作る(大意)」
らしい。
この日も、家元から依頼が来て、伝統の面を見せてもらい、それを作成する。
オリジナルに工夫を、とか、能面師独自の創作、とか、そういったものはダメらしい。
クラシック音楽のように、楽譜があっても、演奏者の解釈でといったことも、ダメらしい。
それでも、掘っていると、そこはかとなく、能面師の特徴が出るらしい。
現在では、3Dプリンターもありますが、それではダメらしい。
創造性があるようで、ないようで、しかし、完コピを求められるが、創造性の全否定ではない。
よく分からないけれど、厳しい世界だった。
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