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2023年08月14日12:48

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街の灯とバルカン超特急



街の灯、スラップスティックにロマンスとペーソスが加味されたチャップリン・タッチの金字塔であろう。チャーリーと花売り娘が出会うシーンは相米慎二が驚くであろう一年以上もかけての撮り直し、と驚かされるが、時代は大恐慌されどチャーリーはスーパーバブリーなモノづくり、と、それにもかなり驚かされる。こだわりは誰にでもあろうが、それを余裕もって本当にやれることはスーパーリッチならではのこと。ダブダブのパンツに穴が開いている靴下なのに、ヒトを見た目だけで判断してはいけないな。ロマンスとペーソスもさることながら本作でやはりおもしろいのは、呑んだときにしかチャップリンを認識できないリッチマンとのやり取り。これはやはり笑える。でも、リズムを誇張せずになにげなく見せることで、リッチマンの生活とのコントラストに表される庶民の生活をそっと見せる、そこもいい。当時の観賞者の方が実感できたであろうこと、生活の苦難など、レントの支払いや金のために試合に出ることなどであるが、コントラストはっきりさせず人々の生活を見せながらも現状を感じさせる、こういったところも優れている本作のポイントに思える。バルカン超特急、たまによく行く呑み屋の主人が本作がおもしろかったと言うので、未見ゆえ観てみる。主人は40歳代だからミッションインポッシブルとかワイルドスピードとかの現代アクションに目が慣れているだろし、それゆえクラシック映画のアクションなどかったるく感じるのではと思うゆえ、本作をおもしろいと言うのはなかなかの人格者だな、と思い観ると、やはりなるほど、確かにおもしろい。謎解きに関しては簡単なのだけれど、ストーリー的に先が読めない展開がいい。インディージョーンズやミッションインポッシブルに行こうと思うも、フラッシュやマリオブラザースを観てなんか充足しないなと、同じ感じになるのかな、と躊躇してしまうも、たぶん終わったときの感想は水戸黄門のように予想できる筋展開で、動きが爽快でも、なにか充実感を得れないのは、分かり切ったことが3時間ぐらい展開されるからだろう、というように思えるからなのだろうな、となる。そうした点では、本作は展開が意外で、でもってラストも全部うまく収まるセンス、そこがエンタメとしても映画としても、かなりいいな、となるのである。笑いをもたせる二人組の配置もいい。ヒロインもキレイである。でも、あんなレンガみたいなのが頭に当たって、失神ぐらいでオーライなのは不思議である。でも、あれだけ失神するってことは、ハッピーエンドでも数日中に死ぬのでは、と思える。頭を打ったら、すぐに病院へ行ってね皆さん。打ちどころで分からないからね。本作観てよかったのはマイケルレッドグレイヴ見れたことかな。ヴァネッサのパパにして、ローレンスオリヴィエ、ジョンギールグッド、そしてドクトルジヴァゴでジヴァゴの義父を演じたラルフリチャードソンとともに四大シェークスピア俳優と言われたマイケルレッドグレイヴが観れたのよかった。舞台がメインなのか、あまり映画には出ていない印象である。なにかイギリスの怒れる若者映画で彼を見た記憶があるが、もうどの映画でかも忘れている。彼とヒロインのヒッチコックらしいユーモアあるやり取りが作品を楽しく、そして豊穣にさせる。





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