Y●uT●beにあったので、マブゼ博士の千の眼、魂のジュリエッタ、昇天峠、幻影は市電に乗って旅をする、を観る。おもしろかった。マブゼ博士の千の眼である。メトロポリスやMのイメージから人が人を裁くことができるのかや群集心理を、そしてジークフリードのイメージからは運命を見つめる作家であるというイメージで、亜米利加時代にはB級ノワールアクションをつくるヒトにおちぶれたのかというイメージであったがラング、本作を観て、前のマブゼの2作のあらすじを読んで、そもそもからエンタメ娯楽作をやるヒトなのかラング、となる(本作はアメリカ時代に培ったものも取り入れられているとは思うが)。窃視はヒッチコックやマイケルパウエルなどスリラーやサスペンスではよくあるテーマであるが、ラングの場合はナチスのみならず現在社会にもはびこるものとしての批判性は表されているのではとは思う。インターポールが意外な人物であったことや変装のあれこれにサプライズ、とあれこれ、意外性でいえばヒッチコックよりも数多くおおありなラングである。これまでのマブゼもY●uT●beにあるので観てみたい。本作と前作ではマブゼになりたいワルがいるが、これってスターリンの意志を受け継ぐ、というよりは、スターリンみたいになりたい駄々っ子プーチンを想起させ、マブゼのその悪事非道は成敗されなきゃな、と本気で思ってしまう。ワルの遺伝子は伝染する。それはそうと後の作品も観たい。ゲルトフレーベは別の役柄のようだが同じ捜査官として、そして川に落ちたマブゼは同じアクターによっての続編がその後いくつかあるようであるが、ラングは関わっていないとは思うので、アクションスリラーものにもっと徹したものと想像できるけれど、観てみたい。となるぐらい、本作はエンタメとしておもしろさある。
つづく
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