毎月、第二水曜日はボランティア団体『銀幕の映画サロン』で、講師を務めています。
この日選んだのは、『怪談』。
オムニバス映画で3時間越えなので、その中の『耳無し芳一の話』を選ぶ。
文芸プロダクションにんじんくらぶ制作、東宝配給の映画です（1962年）。
ほぼＢＧＭ無し、琵琶と語りがメイン、台詞もあまりありません。
壇ノ浦の合戦は、舞台を見ているかのような様式美に溢れ、芳一の琵琶を聞くために、高貴な中心にした共揃えの並び方は、さながら平安時代の権威を保っているよう。
それだけに、「もののあわれ」、「盛者必衰」、といった言葉が浮かんできます。
極め台詞もなく、派手な演出もなく、静かに進む話は『平家物語』らしく、しっと見入ってしまった。
1時間10分程度の作品なので、静の後には動を用意。
マイケル・ジャクソンのスリラーを鑑賞。
キング・オブ・ポップの力量は、初めて見たという高齢の方にも、「凄いダンス！」と、強い印象を与えたようでした。
その後、30分ほど皆さんで、アレコレ話をして解散。
楽しい会でした。
『平家物語』では、入水前に、安徳天皇にこう話しています。
「浪の下にも都の候ぞ
（波の下にも都がございますよ）」。
私の中では、この後は、�軅餌臚麩此愕の戯廚量襦戮坊劼�ります。
(^o^)
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