あちこち寄り道すれど一貫して好きであることの大切さ、これは絆や信頼関係のハナシ、というより障害が生まれてもブレないという、なんとも主人公ふたりの動物的本能にして煩悩のハナシである。自身を大切にすること、それも本作のメッセとしてある。本田翼、なんだか大根のレッテルが貼られているような現在であるが、本作の彼女、よいな、となるも、それよりも、まばたき一つせず喋る高畑充希はまるで黒い家の大竹しのぶの如し。この頃から、一途も演じれば怪物も演じ、ピーターパンも演じ、とモンスターであること驚く。三木さんはラスト、朝日を皆で見るシーンを思い思われ同様にやっているけれど、まさに共感の時代の映画作家なんだな。
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