ラストの宇宙服を着て歩く川口浩、あれはドッコイ生きていかなければならない日本のリーマン(とその悲哀)といったマスムラ式自我の肯定かと思ったわけだけれど、小野道子がさー笑ってと言い川口は笑いながらスペースガンを夜空に向けながら闊歩するの、増村先生はすでに来たるべきサブカルの世界を予測していたんだな。通りを歩いている皆は川口を指差して笑っているけれど、ジャポンはやがてそうなる、ということ。冗談ではなく、なんとなくそう思う。ちょっと飛躍しすぎかな。川口浩は川口浩で、その後はモンド映画の継承者にして日本でのそれの先駆者になるわけで、それはそれで、先見の明に秀でている。こちらはちょっぴり冗談が入っているが。
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