mixiユーザー(id:2566286)

2023年06月10日11:24

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遊び


遊び、おもしろかった。平泉成は老けて見える新入社員ではなく、ほんとに若いころの彼として登場する。端正な顔立ちである。いっぽう昔も老後も怖い顔立ちは変わらぬ蟹江イーストである。蟹江は彼がこの頃に数多く演じたような神経質そうなワルで登場だ。渡哲也と原田芳雄が競演の日活アクションでのラストの殴り込みのシーンをこないだ垣間見たけれど、セーラー服と機関銃の最終盤のか・い・か・んな殴り込みのところはニューアクションをオマージュとして取り入れたのかなと思ったのだけれど、そこで暴れまくった大門は本作でもチンピラに暴れまくる。こうしたヤクザ映画作品は、森下愛子の恵子18歳の場合があったからだろうか、男性主人公が最後は殺され女性主人公がひとりとり残されるイメージがあるけれど、そうではなくてよかった、となる。考えてみればマスムラである。生き抜くはずである。川を渡るふたり、素敵である。マスムラのくちづけぐらい爽快な感覚を迎える。思えば関根恵子、今回もヌーディティが多いけれど、交わりが本作は重要なシーンであり、そこへ向かううえでの身体を洗うシーンなど、儀式的とまでは言わなくても、大切なプロセス的なものとして映画に存在される。

ps
本作で表される町工場の少女や借金などあるけれど、日本映画史の本なんかを読むと、かつて日本には貧困があった、として貧困を描いた映画が多くあり、とあり、問題提起の形でも表されたりしていて、それが安定成長経済期やバブル期においても無くなることは決してないだろうけれど、目立ちはなくっていたように思うけれど、石井裕也の作品ってある意味、ロスジェネ時代における貧困を描いた映画の復活って面もあるのかな、と思ったりもする。






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