成熟おもしろかった。関根恵子もだけれど篠田三郎も初々しい。必殺シリーズなどでいつも悪役の早川保が、喜重は嵐を呼ぶ一八人のときの教師と同じようにクールな熱血漢を演じていて、主役はタモツだなと思わせてくれるぐらい印象に残る。対抗し合う社会に住む男女がすれ違いの恋物語でいつものように訪れる悲劇的結末迎えるのかと不安になっていたものの、男女や社会の在り方を啓蒙するセンスな作品であり、サイエンスの時代にナンセンスなタタリが本当に田舎町に起こる金田一耕助もので終わりになるのかと思ったらそうではなく、都会に出て土地を捨てるでなく、男女が、社会が如何に共同作業のなか効率を見出すか、大人の決断がタイトルの意味か、となる。タイトルから何時、関根恵子のヌーディティーが出てくるのかと待っていたら、さにあらず、不安定な流れながら、ラストはハッピーエンドでよい。
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