14歳の栞おもしろかった。35人の中学生徒と向き合うカメラアイ。数字番号とカタカナでの生徒の名前がクリップされ、その子たちが掘り下げられる。全体的には、予告編で表されるほどダークサイドが強調されているわけではない。普通にどこにでもいる彼女ら彼らだ。お調子者もスポーツっ子もシャイな子も、授業中も休み時間もずっと寝ているけれど家族にはお菓子を焼いてあげる男子も、クラスはオフで部活がオンと発言しホントにやはりクラスのときとちがって部活では明るい声を発する女の子も、登校拒否児も皆に気を使い明るくまとめたいと思う子も、かつて裏切りにあい相手を警戒しながら付き合っていると言いながらもやはり友達はいた方がいいと言う子も、愛を垣間見せる瞬間も自身に閉じ籠り悩む姿も、みんながアイデンティティ。やはり子供なんだという面もしっかりしてるんだなと大人の面も、カメラアイは嘘はつかない。フェアにある。最終盤の方は心がグッとなり目も少しウルル、音楽が盛り上げることによってとストラクチャーのせいもあるけれど、騙されはあってもそこに嘘はない。それを組み立てる意識性、創り手の心情のホントがそこあるから。創り手も喋っている子の何人かもきれいごと言っているのかもしれないけれど、ハッと出る笑い声や吐き出されるため息、いきなり出る涙と同じように、表されるものは信じてみたい。表出の99%は(嘘をつく意識もってのそれもその意図では本当である)真実である。彼女ら彼ら14歳が生きている。
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