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2023年03月13日22:04

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夏至物語と東京都北区赤羽第5話


岩井俊二初期作品集イニシャルより『夏至物語』おもしろかった。右手が掻く背中や漬物を噛む音、胸元の汗、なんだかイマヘイや新藤兼人の昭和を醸し出す雰囲気ながらも、岩井らしいプラスティック感覚、主演の女優さんが深津絵里に似ているから思ったけれど、なぜ深津と一緒にやらないのかな、合いそうだけどな、と思いつつも、やはり深津になったら、それは常盤貴子でも宮沢りえでもそうだけれど、彼女たちでさえも岩井テクストに(演技臭さではなく)人間的泥臭さ表しかねないんだろうな、だから避けているのかな、そう考えたら、大竹しのぶ、桃井かおり、秋吉久美子などはもってのほかである、あっでも桃井かおりはスワロウテイルでてったけな、となる。主人公はラストにシティガールになる。古い家屋の有る昭和か、となるも、透明感なナチュラルが総じてあるのが岩井らしさか。思えば、リップヴァンウィンクルのりりィが住む家屋も、Coccoのだだっ広い屋敷と黒木華がラストに住むアパートと同じだったな、となる。生活感が酷薄である。庵野の式日の岩井が住むことになる藤谷文子の家の方がよっぽど昭和している(昭和のゴーストか)けれど、(それに、俺は汗の塊だ、というような園子温と違い)この汗を感じさせないアニメのような人間臭さ(これも市川崑フリークを感じさせる)が岩井していて個性的である。ある意味、ナインティーズ以降的なのかな。


『山田孝之、ザ・サイコロマンになる。』(山田孝之の東京都北区赤羽第5話)おもしろかった。ジョージさんや劇団のヒトとのやりとり、町の温かさ、ヤラセかもしれないけれど、人間味は浮かぶ。マスター原作のサイコロマンの映画化、(ジャーナリスト的立ち位置ゆえ相手からも引き出さなければならないゆえ)ちょっと嫌味な感じだった山下敦弘も映画製作参加でみんなお互い素直な関係になれる。それでも未だ山田は自身の立ち位置を確認できない様子、という立ち位置を表す。山田孝之はいまだ赤羽の住人でいてくれているのだろうか。





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