エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスおもしろかった。途中までは、劣化版のスパイクジョーンズとか劣化版のマトリックスかに感じられるも、意外性には欠けながらも、終盤は、ミシェルヨーのドラマティックなセリフもそれだけでは成立せず、連射する映像によってセリフは活かされ、こちらの心がオレンジ色になるセンスになる。アメリカン・サブカルと日常をもマルチバースにしてみせる表し方は、ジョーンズやマトリックスよりすらもデイリーライフに近づけさせている。マルチバースにおけるいろんな意識が併合される感じで愛が確認され、意識とはそういうものかなとも思わせられる。また、家族の再生と選ばれし者というハリウッドらしさも成立される。恣意的干渉と無神経的悪態は子供を崖っぷちに立たせるというテーマの立て方はけっこう斬新に思えるものある。
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