ショーガールおもしろかった。一応ストリッパーのハナシだからヌードはたくさん出てくるよと前置きして母と観る。以前だったら怒って途中退場していただろうけれどリンチやタランティーノを観ているので、こんないかがわしさにも慣れてスンナリ入っていけたようではある。でもフツーにアメリカンなサクセス・ストーリーとしてもおもしろいし、ショービズの如何わしさから抜け出す倫理的なところも、言っちゃお終いだが、アメリカ映画的キレイゴトではある。でもやはり、あの批判眼はやはり外国人から見る”アメリカ”のようには感じられる。レイプはヴァーホーヴェンではもはや驚くことはないのだろうけれど(たぶん。観てないけれどオランダ時代の作品は凄いらしい)、主人公をダンスに誘っていた男性の人生の諦め感、そんな厭世観はやはりヨーロッパ的なところを感じる。本作、ステディーカムの流れるようなショットが気持ち良い。ヴァーホーベンはこの作品でゴールデンラズベリー賞を受賞して、授賞式に出向いた初めての監督らしいが、やはりケンラッセル と通底する毒々しさとユーモアを兼ね備えた毒々モンスターである。
ps
思えば、主人公にアドヴァイスする男性は何一つ彼女にいいアドバイスを与えてあげることはできていない。最初のヒッチハイクをピックアップする男も、カイルマクラクランも、そしてメンター的に思えたダンスに誘う男も。主人公は最初から山猿のようで、最後までドラ猫のままである。彼女は変わることはなかった。そうした本質、そうしたネイチャーをヴァーホーベンは賛美しているのだろう。ところでジーナ・ガーション、誰かに似ているな、と思ったけれど、北村一輝である。バウンドでの彼女もまたそうである。
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