サムシング・ワイルドおもしろかった。ジョンウォーターズのアップが出てきたので驚いたが、よくよく思い出せば、ウォーターズで検索していて本作も出てきたのでセシルBともども取り寄せたのだった。ヘンリーヒル、、もといレイリオッタがガラスを突き破りアップになった時あっコレ観たことあるわ、と最後の方のこのシーンで思い出す。ジョナサンデミは羊たちの沈黙やフィラデルフィア、ストップメイキングセンスで日本ではそこそこ名は知られていると思うけれど、米国ではそこそこどころかボトムアップに底からヴォルケイノーが吹き出すぐらいにカサヴェテスやスコセッシと同等の影響力があるNY派ではなかろうか。映画作家でメルヴィンとハワードや本作を好きというヒトがけっこう多いけれど、久しぶりに観ると(前に観た記憶がとうになかったのだけれど)やはりおもしろい。前に観たときは、いかにもなエイティーズ映画にぐらいにしか思えなかったのではないかな。
ちょっとした出来心なのかな、冒険心か、お会計せずにダイナーから出て行く爽やかシチサン頭のジェフダニエルズ、愛と追憶の日々とMr.ダマー以外にこんな素敵なアクトの彼がいたのか、そんな彼は次期副社長に内定しているエリートだけれど、払わず出て行くのを見ていたビッチ系メラニーグリフィスが彼をちょいと危険なアドヴェンチャーにそのままいざなう、ってのがストーリーだけれど、プレストンスタージェスなスクリューボールを伝統的にのせながらも、そのノリはサイレントラムスらしいエンタメもあればレイチェルの結婚みたいな素朴さや葛藤も表したりとデミ節であり、ちょっとサイモン&ガーファンクルな響きも心地よく、シンデレラ・ストーリー的な切なさもあったり、はたまた、コメディからリンチのブルーベルベットにも転身してしまいーなで、見入ってしまう。とにかく面白くて、ファンが多いのが分かる作品となる。おもしろかった。
エンディングのレゲエな主題曲は、ジャマイカってより、元ちとせな声だったからだろうか、沖縄風に聴こえ、こちらも気持ち良い。冒頭のデヴィッドバーンによるラテンな曲もよい。彼のアメリカーナの探求はもう始まっていたのか。
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