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2022年07月22日22:29

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清須会議


清須会議おもしろかった。ラジオの時間以外はなにか仰々しさの方が目立ち中身がないようにも思えたけれど、この作品は余韻を残す。感動的な余韻ではなく複雑な余韻であるが、それはそれで余韻があるのはよい。大河ドラマを三つやってて、どれも観てないけれどたぶん、新しい形の大河ドラマの騎手的な物書きで起用され挑んだのではないかと思うのだけれど(ミタコウを起用するのはそうした理由だったのではないか)、この作品はオーソドックスな大河ドラマにチャレンジしたようなセンスを感じる。特におんな太閤記における西田敏行の羽柴など、或いは、歌舞伎役者を起用など、そんなセンス。はたまた、大それてクロサワにもチャレンジしているかのように、鈴木京香が黒澤作品から抜け出したかのように、お歯黒美女を再現させる。剛力彩芽の終盤の長回しもそれを思わせる、言い過ぎだろうか。役所広司の時代に取り残されたなかでの恋を追う溌剌さも、80年代の黒澤美学の悲劇性を、そしてそれだけではなく、まあだだよの軽やかさもオマージュしているかのようにも見える。鈴木京香が役所に顔を近づける2ショット、おもしろかった。けっこう力を入れて挑んだ作品かのように見せる。でも人情より、現代的な軽やかは優先されている。しかし決して軽薄ではないのはコンテンポラリーか。

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