さまよう魂たち、おもしろかった。前に観たときあまり怖くなかった記憶だったから観ようと思ったのだけれど、今回なんと、、まったくもって怖くもなんともなかった。難なく観れる。ピータージャクソンのハリウッド・デビュー作。乙女の祈りを惚れ込んだゼメキスのプレゼンツ。オープニングの音楽、あれだ、ズンズンズンズンと前に進んでいくかのようなダニーエルフマン、ティムバートンのでもお馴染みのあのセンス(ところで、マーズアタックの彼の音楽はいつものズンズンではなく、なにか引いていくような感覚だったな、なぜか)、でもって屋敷の構図や、ローアングルの傾いたアップなど、バックトゥーや永遠に美しくの、もうゼメキス色が満載。でも調べると、DPもエディターも乙女の祈りと同じヒトたち、なぜにゼメキスに見えるのか。乙女の祈りのオーソンウェルズのナイトメアのシークエンスを思い出せば、あれにも似ているので、やはりジャクソン色なのか。いちばんのゼメキスとの違いはマイケルJフォックスの扱い。この作品でのマイケルはいつものみんなのマイケルではなく、コン・アーティストとして登場し胡散臭さ表し、やがて謎の顔も見せる、そんなみんなのマイケルではないJフォックスである。ジャクソン初期のお下品さもないけど、なにか底知れぬ深遠さを時には見せ、彼に後に表されるものの痕跡は密かにある。
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