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2022年07月03日21:32

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東京公園


東京公園おもしろかった。公園と日本家屋で大鹿村騒動記の村よりもなにか日本のエスニック観が満載に感じられる。アメリカの自治領でアメリカン文化を肉体化しているけれどプエルトリコやハワイと同じように固有のものを保持している、そんな感覚が都市にある。タイトルからして青山真治の東京物語なのかなとフと思ったけれど、ワイン瓶を置いたテーブルを挟んでの三浦と榮倉の会話のシーン、バーのカウンターでの会話のシーンの宇梶の1ショット、三浦の1ショットや中盤の三浦と榮倉のショット、観ていくとこれは東京でとうとうホームレスになる笠と東山がいなくても、まさしくオヅである。オマージュ的なショットであろうが、家にしっかり住んでいてもなにかホームレスな浮遊感あるのが東京というものか(そう言えば、小津フリークの市川準のテクストも浮遊感だらけだったな)。江戸は水路が多かったけれど東京は公園が多いのかな、島田氏が語る公園が中心ということ、日本のあっちこっちもそうなのかな、たぶん、それ気付かなかった。カメラアイは野生の眼、主人公が気付こうとはしなかった被写体を捉えている。気付かなかったものと観ながら思っていたけれど、観てると、主人公は実は何気に気付いていたのかと理解。お姉さんはあなたのことが好きなのよと力説する榮倉は、客観的に、三浦が好きなの分かりやすくわかる(主観的にその話中、姉のことに関心がいってしまっている三浦は榮倉のこと気付いていないのだろう)。ギリシャ悲劇かパゾリーニか、インセスト好きなんだな。不可能の愛ではなくタブーの愛、だから日本的な恥や反美学と思うものが邪魔をして言えないものがそこにはあり、そのタブーを越えると、染谷も成仏できるように、心が安堵できる。優しい映画でオシャレなセンスだけれど、潜在するものはドロドロ、でも心をひらけば浄土がひらかれる。








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