mixiユーザー(id:2566286)

2022年06月13日11:11

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レイクサイド マーダーケース


レイクサイド マーダーケースおもしろかった。当時は予告編にコマーシャルなものを感じ、なんだかエンタメしてるなと観ること避けたけれど、今回はじめて観賞。とてもおもしろかった。オーヴァーラップというかディゾル―ヴがもたらす感覚がよい。冒頭の方、役所と愛人の密会から彼が去るところ、そのコンティニュイティ、モンタージュなど黒沢清してるなとなり、愛人が別荘に訪ねてきて薬師丸が部屋に入ってきてふたりと会うところ、市川崑は金田一耕助していて、薬師丸の千里眼のショットはリンチしていて、黒田福美はスウィートホームしていて、音はヘンなパルスが流れて、不気味が続き、トドメは鶴見と杉田の金八ペアの登場、度肝を抜く。カリスマの役所と同様、主人公は唯一、ヒューマンを表す。彼はロボット人間たちの集まりに入っていくも、人間味を表し続ける。カリスマの役所は超人になってゆくも、ここでの役所はいくぶんアンポンタンゆえ人間味の姿勢は崩さず。しかしながら、家族の絆の取り戻しのなか皮肉にもロボット日本人と他の者と同様の者へと化すのである。彼がその後に堕ちてゆくさまは、ラストの説明しすぎでくどいなと思ったけどあれはあれで必要なんだなという、朽ちてゆく死体の眼に残るライターに表象される。それにしても、わざわざ騙さなくても最初から説明していてもよかったのではないかな、あれは。驚愕の事実を終盤に残しドラマティックにしなければならないからかな。作品的には父性の失権と母性のヴィクトリー、お受験によるロボットの育成、日本社会環境の現況が表されているのかな。

ps
光に痛みを反応する主人公、白内障かなにかなのかな、伏線としてなにかに繋がるのかな、となるもそこまでならずが不思議だけれど、ところどころ出てくるクルマのライトなど、隠れて生きなければならない闇の世界というものであろうか。冒頭から密会そのものは贖罪としても表されているってのはある。だから、薬師丸のある種のヴィクトリーはヒロイン像として成立しているのであろう。




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