座頭市 THE LASTおもしろかった。オープニング・クレディットに反町の名前があり、北野武版では浅野忠信が、勝新最終版では緒形拳が演じたサムライを演じるのかと思ったら、違った。阪本順治作品は王手など初期のが好きだけれど、傷だらけの天使あたりからよく分からなくなってきて、ナショナリズム的なものやインターナショナルなものだと思われるものだけれど観てないからよく分からないけれどのものからあまり観なくなったけれど、冬薔薇のあと気になり観る。ポーの一族の映像化において、香取慎吾のキャストにおいてなにかの投稿で、なんでもいいから誰か止めてくれ、というのに笑ったけれど、孫悟空や近藤進はいざ知らず、勝新に対決状とは、心臓は超合金なんだろうな、と思うも、きっと来る仕事ことわらずに受けるピュアなハートの持ち主なんだろうな、となる。も、どの作品でも西田してしまう敏行と同じく、慎吾もいつも香取しているから苦手だけれど、よくよく考えれば、デニーロもいつもロバートしているし、忠信もいつも浅野しているから、その個性はリスペクトするべきなんだろうな、となる。も、勝新やたけちゃんが出した、人間味に隠した殺気がないなとなる。でもたぶん、順治はニンゲン座頭市を描くべく阪本したいんだろうな、と思えてくるのでもある。なんだか南宗画のような朴訥で墨筆な、ゆったりした流れの作品で、凄いキャストだな、と思いながら観ていると、反町と香取の最後の方の顔合わせ、あーなるほど、となる。冬薔薇の、友達というキーワードや、よくあらすじは憶えてないけれど半世界は三人の男の友情だったような記憶であり、そういえば、傷だらけの天使もそうだし、阪本に友情、というか絆というキーワードが見えてきて、疑問が解消されたからか、そこからラストの決闘のところあたりは、なんだかおもしろく感じられてくるのであった。また、闘いというのはどついたるねんや王手から表されてきてるものであるし、その闘いの過程で瞑想めいたもの常に表しているから、この南宗画のようなゆったりした流れも、順治阪本しているんだな、と納得となる。
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