ドラッグストア・カウボーイおもしろかった。物語るよりドキュメンタリー寄りが似合うハーモニーコリン に対し、バロウズをぶち込んでもガスヴァンサントはやはり物語るヒト、だからこそハリウッドと行き来できるのであろう。ヴァンサントはカウンターカルチャーがよく似合うこの頃がよい。けれど変わらないアメリカもある。魂の旅、男は振り返る。8mm映像はノスタルジックにカウボーイたちを映し出す。今は昔、ノスタルジーはコンテンポラリー、変わりえぬアメリカが有る。因果応報の自然のままを表しながらも、エレファントなんかもそうだけれど、ツキやジンクスなんかも好きなヴァンサントであり、ちょっとオカルトな雰囲気もいつも出す。苛立ちの若者や魂の旅、ヴァンサントである。思えば、マラノーチェもこの作品も、プライベートアイダホもずっと今と同じものが詰まっているのか。
ヴァンサント一家のマットでスターになったデイモンに比して、やりたい仕事だけするディロンだけれど、これにしてもメリーに首ったけにしてもハウスジャックビルトにしても、強烈にして色気あるものは彼の唯一無二である。
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