キャッシュトラックおもしろかった。あれやっぱりポストマローンだったんだ、似てたし。エドガーライトの新作がホラーならガイリッチーのこれもまたホラーである。ステイサムの顔は般若だった。怨が追いかけてくるセンス。リッチー得意のスローモーションからファストモーションへ、や、いきなりの画角のチェンジなど得意なデーハーは封印して、それゆえ、いい緊張感をじっくりもたせる。リーアムニーソン系をみてないからそれもそうなのかどうか分からないけれど、なにかオーソドックスなコンティニュイティはブロンソンのかつてのアクションを想起させ、なにか逆に最近の巷の派手なものと違っていて、なんだか良い。そうした前半から、リッチーらしく時間の推移のやり方で、どんでん返し的にちらりとこちらに中身を教え、されど内通者が意外な人物ではなく、おまけにあっけなく主人公がいる状況と結びつき(主人公はそれを待ちわびていたわけであるが)とは、おもしろくないな、となるも、そこからのアクションはなかなか痛快なものとなり、そして遂にはホラー風は最後まで表される。ジョシュハートネットはハリウッドで落ちぶれ、あーした役しかまわってこない、ではなく、まさに彼が待ち望んでいたような役で、きっとやり甲斐あったろうな、というのも、感じられるものあり。作品全体的に、崩壊の美学的なものもあり、それが何かエロスを漂わせる。
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