mixiユーザー(id:21258650)

2022年03月20日07:08

436 view

ストロング小林さん追悼(73)

73年国際プロレス「チャレンジ・シリーズ」3月6日、広島県立体育館(観衆5,700人満員発表)大会、メインイベントはストロング小林とマッドドッグ・バションが金網デスマッチで対戦。両者はシリーズ最終戦の町田市体育館でIWA世界ヘビー級王座を賭けて対戦(3月7日、四日市市体育館で小林がホースト・ホフマンを破って王座防衛をした場合はタイトル戦となる)することが決まっていますが、25分55秒、カウントアウトで小林が勝ってしまいました。

前回書きましたが、金網デスマッチで外国人が勝つのはごく稀です。理由としてはその日会場に来た観客にとってはその日の興行が一話完結であり、特にテレビ中継で流せない金網デスマッチで外国人が勝ってしまっては不満を抱えながら家路につかなければなりません。次観に来ようという気持ちも削がれるというものです。

興行は「点」であり、シリーズは「線」。70年10月8日、大阪府立体育会館でラッシャー木村がドクター・デスと日本初の金網デスマッチをやった時、吉原功社長は「金網はあくまで最終決着手段、遺恨や因縁のないデスマッチはやるつもりはないし、乱発はしない」とコメントしていますが、すぐになし崩しになり、金網デスマッチは地方興行で乱発されるようになりました。

セミファイナルはグレート草津&田中忠治組がラパパポスキー&アンジェロ・モスカ組とタッグマッチ45分3本勝負で対戦。1本目は12分2秒、日本組の反則勝ち、2本目は4分22秒、外国人組の反則勝ち、決勝の3本目は4分46秒、草津がモスカをもエビ固めでフォール、2−1で草津&田中組が勝利を収めています。

マイティ井上はホフマンと30分時間切れ引き分け、2月25日の前橋大会ではヨーロッパスタイルの5分4ラウンドで対戦し、引き分けましたが、またもや決着はつかず。

寺西勇はホセ・クインテロを14分6秒、片エビ固めで破りました。

3月7日、三重県四日市市体育館(テレビ収録、観衆5,000人超満員発表)大会。メインイベントは小林のIWA世界ヘビー級王座にホフマンが挑戦。1本目は16分11秒、ホフマンが体固め、2本目は3分32秒、小林が逆エビ固め、ホフマンがギブアップしてもまだ離そうとせず、レフェリーが間に入りようやく引離しました。決勝の3本目は小林の逆エビ固めで腰を痛めたホフマンが戦闘不能状態となり、試合放棄。2−1で小林が18度目の防衛に成功しています。

この「小林の逆エビ固めで相手がギブアップしているのに離さず相手が腰を負傷」というギミックは小林が新日本プロレスに移籍してからも使われ、75年11月22日、沖縄市体育館でのミスターX(ガイ・ミッチェル)戦で小林の逆エビ固めで腰を痛めたXは途中帰国。Xは12月4日大阪府立体育会館でイワン・コロフと組んで猪木&坂口征二組の北米タッグ王座に挑戦が決定していましたが、代わりにグレッグ・バレンタインがコロフと組んで挑戦しています。

また、77年9月29日、大阪府立体育会館で坂口と組んで、スタン・ハンセン&ザ・ハングマン(ネイル・グアイ)組と北米タッグ王座防衛戦を行った時、2本目ハングマンを逆エビ固めで執拗に攻めてギブアップしても離さず、3本目、ハングマンが試合放棄していますがこのあたりの「怒濤の怪力」を知らしめるエピソードは新日本プロレス編でも順を追って書いていきます。

他、金網デスマッチで草津とラパパポスキーが対戦し22分5秒、足4の字固めで草津がギブアップ勝ちを収めています。

井上&寺西組vsバション&モスカ組のタッグマッチ45分3本勝負。1本目は11分26秒、寺西がモスカをエビ固め、2本目は5分45秒、バションが井上をエビ固め、決勝の3本目は2分30秒、井上がバションをエビ固めに決めて2−1で井上&寺西組の勝利。

クインテロは大剛鉄之介を15分42秒、体固めで降しています。

3月8日、長野市民体育館(観衆4,000人満員発表)大会。メインイベントは小林&草津組の持つIWA世界タッグ王座にバション&ラパパポスキー組が挑戦、バションはもちろんロシアン・ギミックではありませんが、挑戦者チームの2人は本当によく似ています。1本目は13分15秒、バションが草津を片エビ固め、2本目は9分15秒、小林がラパパポスキーを逆片エビ固め、決勝の3本目は8分11秒、草津がバションを足4の字固めでギブアップさせ、2−1で小林&草津組が5度目の防衛を果たしています。

金網デスマッチで大剛がクインテロと対戦し、23分7秒、カウントアウトで勝利。この試合を見ていたバションが大剛のヒールとしての素質に惚れ込み「こいつはいいヒールになる」と吉原社長に「モントリオールに連れていきたい」と直談判。バションはカナダのケベック州モントリオールでGWA「グランプリ・レスリング・アソシエーション」という団体のオーナーとなっており、そこにはこれより2年半後に国際プロレスに初来日するジプシー・ジョーもいました。

2月10日、全日本プロレスの「ジャイアント・シリーズ結集戦」開幕戦で20分時間切れ引き分けの死闘を展開し、全日本プロレスのファンに国際プロレスの試合内容のレベルの高さを見せた井上と寺西がホームの国際のリングで30分1本勝負で対戦し、またもや時間切れ引き分けに終わっています。

前日、小林のIWA世界ヘビー級王座に挑戦、逆エビ固めで腰を負傷したホフマンは通常通り試合に出場、田中を14分38秒、体固めで破り、モスカは鶴見五郎&全日本プロレスの「ジャイアント・シリーズ結集戦」から戻ってきた栄勇と1対2ハンディキャップマッチで対戦、8分35秒、栄を片エビ固めで降しました。
5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年03月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031