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2022年03月14日11:46

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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

007/ノー・タイム・トゥ・ダイおもしろかった。ありがとうダニエル、さよならクレイグ!思い起こせば彼の007はハードボイルドであり、フィジカルであり、そして試練が表されるものであった。コネリーやダルトン路線よりもハードボイルドであり、南海でラスト、美女とチャラつくムーアやブロスナン路線とも違ったハートボイルドであった。武器少なめに猿のように動きまくるクレイグ、まさにフィジカルなるボンドである。そしてロマンチスト。女王陛下の007は公開当時は愛する女性の死を前にして涙するボンドがファンから不評を買ったようであるが、ダニエル路線は彼のシリーズを通して、そうした悲観ロマン主義が貫かれているのである。思い起こせば、カジノロワイヤルでの全裸にされ●玉を砂袋で殴打しまくられ、●玉袋はきっとズボンにおさまりきれないぐらいにビロンビロ〜ンになり男性として箔がついたのではないか、とあの作品から試練のオンパレードなのでもある。それゆえ、ボンドはハードボイルドをいつも以上に貫くのである。スペクター関係者との戦いにも貫かれたシリーズでもあった。金庫番のミケルセンにはじまりクーデター支援のアマルリックにサイバー攻撃のバルデム、そして御大登場、ヴァルツことブロフェルド。強大な組織であるスペクターもあっけなく今作で崩壊。しかし、前作を観て理解できると思うが、やはりワルのパワー度からすればスペクターたちの方が強大である。今回のワルはボンドと同じく、ロマン主義的な儚さを表している。映画でよく、お前の弱点はその優しさだ、と聴くが、今回のワルはそれがある。黒いクルマ軍団の森への追跡で何故に砲撃をしなかったのか不思議であったが、レアセドゥには砲撃したくなかったのだろうし、子供を逃がしたのも、基地で皆と、床ずれ、、もとい、道ずれになれということもあっただろうが、優しさの弱点もそこにはあるように思える。有終の美として粋な終わり方であるが、不死身のボンドは帰ってくる。妻子には彼女たちを守るために死んだふりをした設定で(エンタメは譲り渡しハードボイルドは貫く形でミッションインポッシブルとの差異化をはかったが、家族持ちはけっきょくMIをくすねてしまているが、イーオン・プロダクションズのちょっとしたイジワルか)、次作の冒頭で、Mが、なんだ生きていたのか、となるとQが、また悪と戦いましょう、となり、マネーペニーはHは控えめに、ボンド、ジェームズボンド、と彼を囲んで、朝日の前で、わはははははははは、となにもおもしろくないのに大きな笑いが響きわたるところからスタートするにちがいない。

ps
怒りのために人を支配するでない、と言われるラミマレック、ロシアの大統領を想起させられるが、彼は怒りではなくパッションのためというようなことで応えたが、かの大統領も同じように解釈しているのだろう。どちらにしても、ナッシング・バット・エゴであること同じである。段階的にやっていくと言っていた北方領土もまやかしだったのかな、といまごろになって驚くこともないけれど、そんなこととは逆に、なんだかヤポネシアになだれ込んでくるのではと怖くもなってくる。NATOに入る用意があると言っていたときにウェルカムしておけば実現はあったのかな。スラブ民族蔑視でウェルカムしなかったのではなくアメリカ、強国の強い意見が出されるのが嫌だったのだろうが、こんなブルドーザー攻撃されるとは予想だにしなかったのだろう。007の今後のシリーズはまた違った視点で世界が描かれるのかもしれない、もし世界が存続するとしたらであるが。




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