バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲おもしろかった。シュワちゃんのMr.フリーズを見たくなったのである。冒頭の追っかけっこや空中スカイボーとか迫力ある。でも、バットマンリターンズでの、バットマン、ペンギン、キャットウーマンが最初に三つ巴するアンサンブル・シークエンスにあったような、アクションの切れ味などこの作品にはまるでない。さすがジョエルシュマッカー、美術監督出身だけに、装置を見せます的な効果だけで迫力を表してみせる。シュワちゃんももはや装置である(その分、表情で見せる内面的表現に挑戦してみせる)。キートンにあった狂気もなくなり、善人のクルーニーはテレビシリーズのアダムウェストと同じようなセンスを表し、ユマサーマンをめぐるロビンとの小競り合いもなんだかテレビのバットマンのおちゃらけと同じようなもの表してみせる。ユマサーマンはカウガール・ブルースからというもの、ずっとキワモノばかりをやり続けているイメージである。彼女演じるワルは環境破壊に反対し、SDGズの先駆けのような存在である。訴える彼女に同情はみせるクルーニーであるが、まずは人間が先だと言ってのけてしまい、思弁的実在論なんかが取りざたされる現在から見れば打ち首獄門に値するクルーニーをアピールしまくってしまう。サーマンはもちろん彼に抗議し、人間なんかどうでもいいのだろう、殺しまくる。ライジングでトム・ハーディが演じたベインも登場し、殺しまくる。その暴れかたもテレビシリーズのバットマン的なもの。アメリカン・イメージを見たくなって、マトリックスレヴォリューションやガントレットとレンタルしてみたが、これはこれでアメリカン・イメージは堪能できたように思う。
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