空山霊雨おもしろかった。キンフーならではのカンフー・コンティニュイティに加え、それと同じ量の禅問答、それらがコンバイン。エルトポ以外にこうした作品があったとは。悟りを得る。三蔵法師が書いた巻物を巡る、それが欲しい合戦。定型通りの心理の運びではなく、禅問答的な問答や対立、主人公と対立していたワルも彼の資質を認め危機を救ったり、島送りになったことある主人公を高僧の跡継ぎにしたりの無知の知と素直の崇高、悪いことして心がさいなまれるを表現するような、遠景に見える追手たち、遂には、災い生む巻物を焼いて、もし教えを学びたいなら、このコピーした絵巻を差し上げよう(とするもワルはそれを受け取らない。欲しいのはオリジナルの事物的価値のみ)とし、事物の無意味と欲望と固執の虚しさを説く。作品の運び自体でそれを表している映像表現が、なるほどとなり悟りとなる。
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