HERO おもしろかった。かつて観たときは退屈に感じたのではなかったか。張芸謀とはいえジェットリー映画と思い活劇を期待したら話の運びが退屈に思えたのではなかったかな。今回は感動する。国を安泰にさせるためにやること、その決断がよかった。民主よりも国家、国の安定。専制国家主義にすっかり騙される。マイノリティーを虐めても、国家安泰のためにはミッションポッシブル。きっと習近平も毎晩毎夜、この作品を見ては涙しているのではないか。しかし、秦の始皇帝を悟らせることができるジェットリーのような偉業を必要としていることを、彼はまだ悟ってはいないかもしれない。
ハリウッドを模したようなコンティニュイティとジェットリーのおかげでエンタメ観あるように感じても、グリーンデスティニーとグランドマスターの方がエンタメ度が高く、この作品は楽園の瑕により近い様式美を貫いている作品である。イーモウらしく色でエモーションを表し、人物の心理を掘り下げていく方に徹する。それゆえ、今回はおもしろく感じられてくるのであったのかも。今回はジェットリー映画としてでなく、イーモウ作品として臨んだから、そうなのであろう。
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