香港ノクターンおもしろかった。見た目はもろに日本映画、というか日活映画。されど五社を渡り歩いた井上梅っち、いろんな要素を闇鍋三昧。メロドラマもあればミュージカルもあればトラジェディもあればサスペンスもあればホラーもあればコメディもあれば大映ドラマもあれば、なにもかも詰め込んでもテンポがいいマルチカルチャラルなチャンポン☆ムーヴィー。チェンペイペイは大酔侠のおてんばとはうってかわって、愛しているヒトが好きなのは私の姉という切ない役柄。彼女は雪村いずみのように舞い歌う。
冬場は眠くなるので眠りかけたが、劇場内で、喧嘩の声があがり、ありがたや、眠気がなくなり集中することができた。立て!こっちに来いっ!と男の声、その人と彼に続いて別の男性が、学校から帰るやいなやランドセルを玄関に置いて外に駆け出していく小学生の如くに、外に走って出ていった。なにが起こったんだ、大丈夫か、と思いつつも、男っていつまでたっても少年なんだな、となる。
ps
驚くべきは井上梅次、嵐を呼ぶ男のみならず、小林旭主演で、嵐を呼ぶ友情を、宝田明主演で、嵐を呼ぶ楽団を撮っている。
香港版 嵐を呼ぶ男。もちろん監督は井上梅次だ。
ログインしてコメントを確認・投稿する