アンモナイトの目覚め、おもしろかった。予備知識もたずに観たので面食らったけれど、キャロルのヒット以降に量産される流行にも思え、ウィスレットとローナンお前もか、となり、タイタニックの国民的女優と今一番昇り盛りの女優ゆえに驚くも、日本だったら柴咲コウと広瀬すずのタッグ、されどマネージメントは、うちは大河女優です、そうしたことをやらせるわけにはいきません、うちは朝のテレビ小説100作目やった映画も目白押しのトップ女優です、そうしたことをやらせるわけにはいきません、となるのだけれど、外国は凄いな、となるも、特典であったウィスレットのインタビュー、ハッシュタグミートゥーなどにもある自立運動と関係するものか、となり、確かにキャロルもこの作品もロニートとエスティも、主演している人たち、政治的発言をしていてもおかしくない強い個性だな、となるも、その一方で、その考えなのであったらフェミニズム運動的で少し古さも感じてしまう、なぜいま?となるも、いまだ実現できないゆえにいまだ声を大きくしなきゃいけない解放なのでもあろう、となる。作品的には、ラストは余韻を残すというかオーディエンスに考えさせるというか、それにしても唐突な幕切れに思えてしまうも、その前のシークエンスでのローナンだけだったら、ただ関心があってほのめかしただけの若い女子に終わってしまうけれど、アンモナイトの向こうに立つ活き活きした彼女が表されることにより、愛のエタニティは確認できる。アンモナイトをローナンのコントラストと捉えるか同じものと捉えるかによって、ウィスレットの存在もオーディエンスそれぞれによって違って見えてくるのであろう。
ps
イギリス映画の伝統も感じる。パウエル/プレスバーガー、ラッセル、グリナウェイのファンタジー路線ではなく、リーン、リード、ローチとくるリアリズム路線。イギリスにはグリアソンがいるし。ウィスレットは貫禄と威厳があり、なにかロッセリーニ期のバーグマンを彷彿とさせる。ところでノーランって、ファンタジー路線もリアリズム路線もふまえ、ちゃんとイギリス映画の伝統を受け継いでいるな、とフと思う。
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