夏の庭 The Friendsおもしろかった。子供をキャストするのが多いけれど、感覚的に素直に脱皮してくれるのかな。ひと夏が過ぎ去りながら、少年たちと老人のエモーションが交流する。小学校の講堂に集められて観賞した映画のようなセンスである。スパニッシュなギターの奏が心地よい。チビメガネが歩く屋上の縁、ヒヤヒヤするが、あそこはまだなにも知らない少年たちが立つ境界線の如くに表されている。死とはなんぞや、少年たちは夏の庭に入っていく。老人は子供を失くした贖罪に引き籠る。井戸を覗くことと棺に覗かれるものが交錯する。死は卑しいものではない。生がそこにあったことを、いや、有ることだろう、奏でてくれる。夏の庭、一面に咲いたコスモス、少年たちと老人のエモーションが固く、暖かに絆する。メルヘン的な生は、あ、春のひよこにつながっていくのかな。
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